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2011年6月

2011年6月26日 (日)

ほたるの乱舞

今年の梅雨は何とも梅雨らしくて、其の上既に39度などと云う猛暑の前触れまでしています。

ホタルの乱舞が見たくて極地天気予報をチェックしながら一喜一憂していました。

どうやら24日の金曜日が曇り勝ちながらホタルが飛びそうです。

ホタルぐらい何処でも見られそうなものですが、私がもう一度見たいと思った所は、長野県辰野町の松尾狭のほたる童謡公園のホタルです。

居合の稽古も書の創作も放り出して、用事は無理やりお願いして出かけてしまいました。

なんとなくハッキリしない天気に、鬱々としながら18時前に到着です。

地元の方が「あの山に雲が掛かっているし、南の方は雨って聞いてるし。どうかなあー」と情けない事。

台風の余波か雲は早い速度で流れて行きますが、夏至の2日後ですから明るく、青空も、夕焼け雲も、一面の雲も繰り返して賑やかです。

地元の誰に聞いても「どうかなー」

菓子パンやらクッキーやらたこ焼きやらでホタル待ちの時間つぶしです。

ホタルはこの時期、ゲンジボタル、7月に入ってヘイケボタルのようです。

発光するのは日没後20~30分後

どうやら、時間も押し詰まって、雨も降り出してきません。

入場料300円はホタルの管理にはやむないのですが、雨かどうかぎりぎりまで券を買わずに入場しない根性はケチと云うのか、しっかり者と云うのか。

いつの間にか、人出も増して切れ目無く公園内に押し寄せていきます。

時間を計ったように19時30分「光ったー」と大声があっちこっちで聞こえてきます。

小川近くの草むらで一つ光ると、大騒ぎです。

それが、段々増えて、あっちこっちで光だします。

手前よりもあっちの方が沢山光っている様に見えたりして、右を向いたり、左を見たり、手前に戻ったり。

20時を過ぎる頃から、光の数を増して、小川の縁から、草の先端に登っていきます。

そして、一つ飛び出し、二つ飛び出し、見る間に、ホタルの乱舞が始まりました。

目線もいつの間にか上にホタルを追って、雲間を漏れる星と同化したり。

目を落とすと服の端で光っていたりして、柔らかな可愛いい光につい手が出てしまいます。

集団で塊になって乱舞し、同時に光る時は歓声まで上がって賑やかで、平和な気分です。

凡そ5、6千匹のホタルの乱舞が20時半頃をピークに、ホタルだらけです。

充分堪能して、「もう帰ろう」、公園の外の小川でもホタルの小集団が乱舞しています。こちらのホタルはうちの家族で独占です。

ふと「3年前の方が沢山乱舞していたように思える」と言いますと、「頭に中でどんどん空想が広がったのよ」とそっけないこと。

条件さえ良ければ1万でも2万でも一斉に光るかも知れません。

岡谷から和田峠を越える頃には、どしゃ降りになり、20m先も見えない濃霧の中を山越えをしました。

宿では遅くなりすぎて飯も無く、カップラーメンをすする惨めな夕食でも、たちまちぐっすり寝込んでしまいました。

翌日は強い日差しが背中を焼き付けて、清泉寮のソフトクリームがぽたぽた溶けて味わうゆとりも無いようでした。

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