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2011年11月23日 (水)

極意の秘歌(20首目見よや見よ)

新庄藩の林崎新夢想流 秘歌之大事 二十首目

「見よや見よ浮世を渡る浜千鳥 魚と水との加ヽ里火の可世」

「見よや見よ浮世を渡る浜千鳥 魚と水とのかがり火のかぜ」

明治44年の新庄藩の伝書

「見よや見ようき世を渡る浜千鳥 魚と水との可ヽ里火の心」

* 下の句の「心」の前後に汚れかもしれない点がありますが無視しました。

此の歌も極意を伝える歌でしょうが、判読は難しそうです。新庄藩の林崎新夢想流に伝わる歌で是も田宮流にも下村派にも見えません。

他流に伝わって幾つか文言が変わればなんとなく本の姿が見えるのですが、やむなしです。

上の句は、「浮世を渡る浜千鳥を見て御覧なさい」屈託も無く浜辺に遊ぶ浜千鳥。

下の句は「魚と水とのかがり火の風」あるいは「・・・かがり火の心」

泳ぐ魚や水に揺れ動くかがり火、其処に吹く風のような無心なものだ、と云うようなことでしょうか。

下の句の歌心が伝わって来ないようで今一です。

その昔は之に類する歌が流行歌のようにあって普通に理解できたのかと云いたい所ですが明治44年まで伝承されてはそうもいきません。

かがり火には光に釣られて集まる魚もいます。水に揺れる光が小魚を呼び寄せ千鳥もそれを目掛けて浜辺を渡りますそんな自らがかがり火となって敵を引付けて右往左往させる事を詠んだのでしょうか。

ご存知の方はお教えください。

解らぬままに幾つかの歌

「うつ人もうたるる人も諸共に 唯だかりそめの夢の戯れ」

「敵はただ心のままに動くとも 此の身真如の波静かなり」

「月影も晴るるも雲も行く水も 澄むも濁るも心なりけり」

「池水に月は夜な夜な通へども 心もとめず影も宿さず」

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