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2011年12月 5日 (月)

極意の秘歌(残歌6首目初学には)

田宮流歌伝口訣より

「初学には調子を習へ兎に角に 早きにまさる兵法はなし」

居合は抜付け一本にて勝つの教えゆえに、初学より先ず調子を習うが専一である。初めより、三調子に習わすこと肝要なリ。それより二調子に、次に一調子に抜かすこと。この調子は「ハナレの至極」という。初学よりは一調子にゆかぬ故、三調子、二調子の場より習わすことが肝要なリ。

極意の歌にはよくよく味わって見なければ解らないものが多いのですが、わかれば納得です。

林崎新夢想流秘歌之大事の中にこんな歌がありました。

早くなくおそくはあらし重くなく をそきことをぞあしきとぞいふ

* 早くなく遅くはあらじ重くなく 遅き事をぞ悪しきとぞ云う

今回は「早きにまさる兵法はなし」です。そのために調子を覚えさせる方法を歌にして解説しています。

この辺の調子も大会演舞に溺れた、いつまで経っても大きくゆっくり正確にの人には不向きです。

意識して三調子によって無駄な動作を切り捨てます。そうするといつの間にか二調子になっています。一調子は無駄な間をなくせば自然に身につきます。

早くやろうなどと考える必要は無いことです。

そして、場間に応じて間の抜けない動きを身につける事で、一人演武の居合のもっとも容易でもっとも困難な事でしょう。

さすれば剣舞から兵法に近づくと思いますがいかがでしょう。

無外流の百足伝より

「兵法の先は早きと心得て 勝をあせって危うかりけり」

* 無外流にたしなめられたりして、愉快です。

ついでに2つ百足伝より

兵法は強きを能きと思いなば終には負けと成ると知るべし

兵法は強き内には強みなし強からずして負けぬものなり

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