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2012年5月13日 (日)

梅花にルリタテハ

久しぶりに蝶の話しとなります。

紫がかった青黒地に瑠璃色の縦縞の入ったルリタテハです。日本全国に分布しています。敏感で敏捷なので、一般的では無いかもしれません。

インド・ヒマラヤ・シッキム・アッサム・セイロン・ビルマ・中国大陸西南部・インドシナ・マレー半島・スマトラ・ジャワ・ボルネオ・フィリピン北部・台湾・朝鮮半島などの広く分布し日本産は分布の北・東限になるそうです。

今年2012年は春が遅く地方によっては一月は遅れた様に思えます。

山籠もりした信州佐久地方も4月の半ば過ぎから月末に掛けて百花咲き乱れるといったあんばいでした。

少したまってしまったので、4月5月のSDカードを整理している中に、このルリタテハが梅の花に飛来し吸蜜しているスナップがありました。

4月28日長野県佐久市立科の山林です。こんな4月の末の時期に咲く梅の花に見とれていますと、素早い動きで飛来した小型の蝶があります。タテハ蝶の仲間か、シジミ蝶の仲間か、何かわからず、側へ寄れば飛び立ってしまい、じっと待っていますと再び飛来して来たのを写したものです。

口吻を伸ばして吸蜜の姿勢です。羽を半開してそれがルリタテハである事が確認できました。この時期ですから越冬から覚めての吸蜜行動でしょう。大きさは夏型の半分ぐらいですから見た目で直ぐにはわかりませんでした。

このルリタテハの吸蜜行動は樹液や腐敗物、普通花には飛来しないとされ、あせび、モミジイチゴ、オオイヌノフグリ、シモツケ、リョウブ、キブシ、ダイコンなどが報告されていると白水隆先生の日本産蝶類標準図鑑は述べています。どの図鑑も同じような書き振りですから近年の調査であるはずも無く、何処まで信頼出来るか疑問です。

それはともかく、梅花にルリタテは梅の開花が極端に遅かった佐久地方の偶然の事なのか何か得をしたような気分でした。

越冬から覚めたルリタテハが最初に嗅いだ匂いが、遅咲きの梅の花の芳しい匂いであったのでしょう。

白い花に瑠璃色の蝶は良く似合っていました。

我が家の庭の台湾ホトトギスを坊主にして、幾つもの蛹が笹薮の下枝にぶら下がって春を待っていました。妻が枯れたホトトギスを切り払って笹薮を晒し者にしてしまいましたら、忽ち害虫に襲われ全滅した事がありました。ルリタテハは成虫での越冬が主のように図鑑では書かれていますが、蛹での越冬もあって逞しく生きています。

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