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2012年6月 5日 (火)

無双直伝英信流居合術奥居合居業之部

無双直伝英信流居合術奥居合居業之部

*無双直伝英信流居合術全、河野百錬著以前に書かれた大阪八重垣会に於ける業手付と思われます。恐らく昭和6、7年の頃河野先生が第十八代穂岐山先生に習ったままを書き付けられたものでしょう。現在と想定が幾分異なるようなところもあります。

1.霞  正面に向い立膝に座し、気充つれば左手にて鯉口を握り拇指にて鯉口を切り、右手を柄にかけ刀をぬきかけ腰を延び切ると同時に右足を踏出して抜き払い、「払いたる手の止まらぬ間に」総体を進ませ乍ら甲手を返して左を払い、(最初敵の右首に抜きつけ刀寸の足らざる故に更に体を進ませて左首に切り返すの意)左膝を進ませると同時に双手上段に振り冠りて切り込み、刀を右に開きて血振い同時に左手を腰に取りて後鯉口を握り、刀を納めつゝ右足を引きよせ左踵の上に臀部を下して納め終りて立上り、直立の姿勢となりて次の業に移る。

2.脛囲い  正面に向い立膝に座し、例に依りて柄に手を掛け同時に立上り左足を一歩後に退くと同時に刀を抜き払い、「虎一足」の如く刀棟にて敵が脛を切りつけ来るを受留め、左足を膝まづくと同時に双手上段に振り冠り真向に切り込みて血振いして納刀する事前に同じ。

3.戸詰  正面に向いて立膝に座し、例の通り柄に手を掛けると同時に右足を右斜前に踏込みて右片手にて切りつけ、直ちに左膝頭を中心として左斜前に向き右足を踏み双手上段にて切り付け、刀を血振いして納むる事前に同じ。

4.戸脇  正面に向いて立膝にて座し例に依りて柄に手を掛け同時に右足を右斜前に踏込て右斜に刀を抜き取りて顔及胸を左後に向けて拳を返して刀尖を左肩下より鍔元迄水平に突込みて左後方の敵を斃し、直ちに右斜に振向き直りつゝ双手上段となりて切り下し、刀を納め終る事前に同じ。

5.四方切り  正面に向い立膝に座し、例に依りて柄に右手を掛けると同時に右足を右斜前に踏み込みて刀を抜き取り、顔及胸を左後ろに向けて刀尖を左肩下より鍔元迄突込みて直ちに諸手上段となりて右斜前の敵に斬りつけ、左膝頭にて大きく廻りて左斜前に右足を踏込みて双手上段(此時刀尖は右より廻して冠る)にて割つけ更に正面に向き直りて右足を踏込むと同時に双手上段より(此時刀尖は左より廻して冠る)振り冠りて割付て血振いして納刀する事前に同じ。

6.棚下  正面に向い立膝に座し、例に依りて柄に手を掛けると同時に体を前に「うつむけ」体を低くして右膝を立て左足を右脚踵に引付けると同時に刀を左肩より頭上に引抜くと共に双手を掛け右足を進めて前に低く切り込み、(打下したる時は上体は真直に)刀を開き納刀する事前に同じ。  

7.両詰  正面に向いて立膝に座し、例に依りて柄に手を掛け同時に腰を延ばし刀を前方に引抜き直ちに右足を前に踏み込みて刀を突込み、其突込たる刀を引き抜く気持にて拳を体に引きつける気味合にて直ちに双手のまゝ上段に冠りて真向を割りつけ、血振り納刀する事前に同じ。

8.虎走  正面に向いて立膝に座し、左手にて鯉口を握りたるまゝ右手を柄にかけ、体を低くして立上り前方に小走にて走り行き、腰を延して右足を踏み(*込み)て抜き払い左膝を跪きて双手上段となりて割付て血振いして納刀し、直ちに右足を左足に引き付け右手は柄に掛けたるまゝ更に低く立上りて、小走りに走り戻りて左足を退きて抜き払い左膝を跪きて双手上段に割りつけ、血振いして納刀する事前に同じ。

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