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2012年6月 2日 (土)

無双直伝英信流居合術居合種目

*ここでは無双直伝英信流の種目のみが掲げられています。河野先生の顔写真つきです。

居合術種目

1.正座之部
1、 前
2、 右
3、 左
4、 後
5、 八重垣
6、 受流
7、 介錯
8、 附込
9、 月影
10、追風
11、抜打

2.立膝之部
1、 横雲
2、 虎一足
3、 稲妻
4、 浮雲
5、 颪
6、 岩浪
7、 鱗返
8、 浪返
9、 瀧落
10、真向

3.奥居合之部

居業
1、 霞
2、 脛囲
3、 戸詰
4、 戸脇
5、 四方切
6、 棚下
7、 両詰
8、 虎走

立業
1、 行連
2、 連達
3、 惣捲
4、 惣留
5、 信夫
6、 行違
7、 袖摺返
8、 門入
9、 壁添
10、 受流
11、暇乞
13、暇乞
12、暇乞

43早抜之部

1、 横雲
2、 虎一足
3、 稲妻
4、 浮雲
5、 颪
6、 鱗返
7、 岩浪
8、 浪返
9、 瀧落
10、受流

* この早抜之部はその後、居合術の正式種目から外されています。此の頃昭和8年以前は、稽古業の如く指導されていたのかもしれません。

昭和13年の無双直伝英信流居合道において次のように書かれています。
昭和10年8月記
「早抜き並に番外は居合の正道にあらず。(邪道の謂に非ず)只精妙円満なる技術の極致を示現せるものなる故、是を以て居合の本旨となすに非ざるを自覚し、業の練習のため余暇を以て正座立膝奥居合と併せて錬磨するならば斯道向上に資する所あるべし、従って早抜きを正式人中かに於て演ずるは心すべき事ならんと思考す」

そして、早抜きについては注意書きが施されています

「註=前掲の双手早抜き及び此の外、片手早抜き又たは番外等の名称に依り、種々の抜き方あるも、総て当流の古伝に非ず、大江正路先生の創案に成るもの也、片手早抜き及び番外、替業等は其の解説を省略す」

大江宗家は幾つも業を改変し創案されていますのでどうもこの理屈では納得し難いものの様にも思えます。次の英信流形之部なども改変創案したものなのです。

運剣の練習用に創案し学者に提供した」と言ったほうが明解かも知れません。その後の奥居合番外の業は同様の創案だったと思われますが正式に取り上げられております。あまり拘るのもおかしなものですが、双手早抜きを演武会や奉納居合に演じたものを拝見した事がありますが聊か場違いの感は免れそうにありません。

その後昭和37年の無双直伝英信流嘆異録の「早や抜きの事」

立膝の部の業を連続して行う早や抜きと、左手を柄にかけずに右手だけで之を行う片手早抜きと称する刀技があるが、之は刀の操作を馴らすために当流十七代大江範士が創案された刀技であるが、之はその目的が唯単に刀の操作にだけあるもので従って真の居合とは全然別個のものである。
然るに此の事を弁えぬ者が其の技法の華を追い大会とか正式の場所で、平然と之を演ずるものを見受けるが、正に居合の正道を踏み違えたもので嘆かわしい限りである。
早抜きの刀法は平素一人密かにその目的のもとに行う事は可なるべきも、正式の場合の居合としては絶対に行わぬ様、同志の心得て置くべき事柄である。
此の事は恩師の教えにより既に26年前の著書にも述べて置いたが重ねて茲に記す」

無双直伝英信流の幾つかの流れの中にもこれら早抜きを正式業として上げておられるような所も在るようにお見受けします。それも師伝によるものでしょう。

5.英信流形之部

1、 出合
2、 拳取
3、 絶妙剣
4、 独妙剣
5、 鍔留
6、 請流
7、 真方

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