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2014年3月27日 (木)

曽田本その2を読む11長谷川流奥居合抜方3四角・三角

曽田本その2を読む

 11、3長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)

 △座業(奥居合には順序なしと伝えらる)

 5.四角・四方切り
四方切り

*行宗先生の四角は之だけです。残念ながら想像すらできません。

古伝神傳流秘書抜刀心持之事では三角が四角の前に有ります。
四角が古伝の名称で四方切りは大江先生の名付けた業名でしょう。
「抜左の後の角を突き右の後の角を切右の向を請流し左の向を切又右の向を切る也」

下村派第15代細川義昌先生の流れを汲むと思しき白石元一先生の「四角」
「鯉口を構え右前角の敵に斬りつくる如く気勢を見せ乍ら右足を出して刀を抜き終るや左後方の敵を刺し、(「前後詰」と同じ要領にて)返す刀を以て(左方より冠り)右後方の敵を斬り(左膝にてまわる)尚刀を返さんとするや(右方より冠る)、右角の敵我に対して斬りかかるを受け流し、左前の敵を斬り続いて左方より冠り右前角の敵を斬る。」

*古伝と白石三角は同じようです。

6.三角
後向に座し廻りて後を切る
右足を踏出して抜き左鯉口を握りたる儘胸にとり右手刀尖を後ろに刃を上向けて両腕を組む長谷川流8本目(波返し)に同じ様なるも刀を身に添えふり廻り払い後冠り切る也

*古伝神傳流秘書抜刀心持之事「三角」
「抜て身を添え右廻りに後へ振廻りて打込む」

下村派第15代細川義昌先生の流れを汲むと思しき白石元一先生の「三角」(前右後ろの三方の敵に対して行う)
「右足を出すと同時に刀を抜き、右足を引きつけると同時に後方の敵を刺す(この時左手は鞘口を握りたるまま右横腹の所に取り、右手は左側肘の上より後方の敵を刺す、両腕は交叉する如くし)更に右足を軸とし左足も従って後方に退き乍ら百八十度右方より廻り、前右後方の三人を一時に薙ぎ斬りたる後(此時正面に向き左手は鐺が背に接する如く左方に十分開く)刀を振り冠り左膝を右足踝の所に引きつけてつき、右足を踏出すと同時に上段より斬り下す。」

*少々解りずらいですが、後向きに座した我の前、右、後に敵が座して居る状況です。
右足を踏み出し前敵を柄頭で牽制して、刀を抜き出すや、後方に振り向き後方の敵を刺突し、前に振り戻りつつ刀刃を外向けにして右足を軸に左膝を浮かせ前方の敵、右側の敵、刺突した後方の敵をも横一線の撫で斬りにして、左足を右足踵に引き付け右側から上段に振り冠って右足を踏み込み後方の敵を真向に斬り下す。

敵の座す位置は、後向きの我に対し前、左、後とも想定しうる運剣法です。
後方の敵の刺突くは前後詰(2014年2月7日)と同じで刀刃を下にして突く。この際踏出した右足を少し退いて、左膝で体を左方に廻し左肘の上で右手を交差させる。

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