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2014年3月26日 (水)

曽田本その2を読む11長谷川流奥居合抜方2脛囲・戸詰・戸脇

曽田本その2を読む

 11、2長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)

△座業(奥居合には順序なしと伝えられる)

2.脛囲
長谷川流2番に同じ

*長谷川流2番とは2014年3月20日の行宗先生の長谷川流居合抜方の「虎一足」です。
虎一足:左足を引き右脛を囲いて切る。

この業名も古伝神傳流秘書の抜刀心持之事では「柄留」です。
柄留:虎の一足の如く下を留て打込む

古伝神傳流秘書の英信流居合之事「虎一足」
「左足を引き刀を逆に抜て留め扨打込み後前に同じ」

白石元一先生の柄留
「刀を抜乍ら起ち、抜き終るや左足を引くと同時に敵の籠手に斬り付け、左足を右足踝の所にひきつけ同時に右方より刀を振り冠り右足を出し正面を斬る。」

*白石居合は古伝を彷彿とさせます。この辺の事を推察しますと、下村派第13代下村茂市先生から道統の伝授を受けたのは細川昌義先生であって行宗先生は習ったという事なのかもしれない。など思ってしまいます。かといって白石居合も古伝に忠実とは言えない業が幾つか存在します。白石元一大森流・長谷川流・伯耆流居合術手引「長谷川流奥居合」2014年2月4日~2014年2月25日参照。

3.戸詰
右へ抜き付け左をきる

*この「戸詰」と次の「戸脇」も古伝神傳流秘書抜刀心持之事では「両詰」の業です。
之も大江先生の改変された業名を使っていると思われます。

古伝はの両詰めは左右から二人の敵に詰め寄られた場合の攻防です。
両詰:抜て片手にて左脇を突き直に振向いて右脇を切る
    右脇へ抜打に切りつけ左を斬る

4.戸脇
左をつきて右を切る

*古伝は「両詰」で左右から詰め寄られた時の攻防ですから、戸が有無にかかわらず応じる業でした。
両脇の敵を左を突いて右を斬る技と、右を斬って左も斬る二つの業をまとめています。
両詰は、英信流居合目録秘訣の上意之大事に収録されていてその心得は次の様です。

両詰:是又仕物抔言付られ、又は、乱世の時分などには使者などに行き、左右より詰めかけられたる事まま之ある也。
ヶ様の時の心得也、尤其外とても入用也、左右に詰かけられたる時一人宛て切らんとする時は遅れを取るなり、故に抜や否や左脇の者を切先にて突き、直ぐに右を切るべし、其技ただ手早きに有り。
又右脇の者に抜手を留らるべきと思う時は右を片手打に切りすぐに左を切るべし。

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