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2014年3月31日 (月)

曽田本2その2を読む12長谷川流奥居合抜方3四方切

曽田本その2を読む

12、3長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)

△立業(奥居合には順序なしと伝えられる)

4.四方切
四方切り

*奥居合居業の「四角・四方切」の立業と云う事でしょうか。詳細がないので判断できません。行宗先生の四方切の説明は「四方切り」のみです。

長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)4本目「四角・四方切」
「四方切り」(2014年3月24日)

古伝の神傳流秘書抜刀心持之事「四角」
「抜き左の角を突右の後の角を切右の向を請流し左の向を切又右の向を切る也」

*之も居業として古伝は位置付けられています。立って演じる事も可能ですが、行宗居合の不思議の一つでしょう。

それにしても、行宗先生の居合はこれではどのように稽古したらよいか解りません。口伝口授とは云え困ったものです。

下村派第14代細川義昌先生の系統と思われる白石元一先生の長谷川流奥居合7本目「四角」を稽古しておきます。居業ですが立業でも可能でしょう。2014年2月10日・11日

四角(四隅四人の敵に対して行う)
右前角の敵に斬りつくる如く気勢を見せながら右足を出して刀を抜き終るや、刀刃を胸部に接したる後刀刃を下にして左後方の敵を刺し、返す刀を以て(左方より冠り)右後方の敵を斬り(左膝にてまわる)尚刀を返さんとするや(右方より冠る)右角の敵我に対し斬りかゝるを受け流し、左前角の敵を斬り続いて左方より冠り右前角の敵を斬る。・・」

是は×印の交点に居て四方を斬る技で左足を軸に右足を踏み込む方法で演じられます。
白石先生の四角は左後ろの敵を刃を下にして突いています、その状態で左から振り冠って右後ろを諸手か右片手で切っています。
一人ずつ仕留めて行く運剣です。

古伝英信流居合目録秘訣の上意之大事に四角について「三角にかわる事無し是は前後左右に詰合う之心得也故に後へ迄まわって抜付る也」とあります。
三角は「三人並び居る所を切る心得也ヶ様のときふかぶかと勝たんとする故におくれを取る也居合の大事は浅く勝事肝要也三人並居る所を抜打に紋所のあたりを切先はづれにはろうときはビクとするなり其所を仕留る也三人を一人づつ切らんと思う心得なれば必仕損ずる也一度に払うて其おくれに附込で勝べし」

*古伝は一人ずつ切るような事をしていたらば必ず仕損じるから、一旦胸の辺りを撫で斬りにして敵が臆した処を付け込んで斬れと云っています。(2013年9月16日、17日)
四方切の奥義の心得でしょう。すでに業技法では失念してしまったものと云えます。
一人稽古で充分習っておく事で、四方切の「気」を養うのもいいでしょう。

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