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2014年3月25日 (火)

曽田本その2を読む11長谷川流奥居合抜方1霞

曽田本その2を読む

11、1長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)

△座業(奥居合には順序なしと伝えられる)

1.霞
抜付けかへしてかむり切る

*「霞」の業名は古伝神傳流秘書には無く、是は大江先生が古伝の「向払」を改名した「霞」でしょう。行宗居合の不思議の一つです。
何故古伝の業名「向払」を使わなかったのでしょう。
行宗先生も大江先生も下村派第14代下村茂市先生を師とされているとされています。
大江先生はその後谷村派第16代五藤孫兵衛正亮についたと言われます。
細川義昌先生系統の下村派と思われる白石元一先生の奥居合は「向払」が使われています。

古伝神傳流秘書抜刀心持之事(格を放れて早く抜く也 重信流)
向拂:向へ抜付返す刀に手を返しまた払いて打込み勝

*行宗先生の手附も詳細は無く古伝のレベルです。口伝口授で後は看取り稽古であったのでしょう。
抜刀心持之事では(格を放れて早く抜く也)ですから掟や形に捉われず早く抜くものと云っています。
行宗先生の(奥居合には順序なしと伝えられる)の順序は稽古の際の業の順序を云うのでしょう。
奥居合(抜刀心持之事)は神傳流秘書の記載されている順番に従えば以下の順番になります。

①大森流居合之事11本
②英信流居合之事10本
③太刀打之事10本
④棒合5本
⑤太刀合之棒8本
⑥詰合10本
⑦大小詰8本
⑧大小立詰7本
⑨大剣取10本
⑩抜刀心持之事19本
 ・別5本
⑪夏原流和之事
 ・捕手和之事11本
 ・立合11本
 ・小具足11本
 ・後立合11本
 ・小具足割10本
 ・本手之移11本

神傳流秘書に無いもので英信流目録に残されているもので注目すべきは、小太刀之位6本が存在します。
是は安永5年1776年林 政誠に手になるものの様です。

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