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2014年3月28日 (金)

曽田本その2を読む11長谷川流奥居合抜方4暇乞・虎走り

曽田本その2を読む

11、4長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)

△座業(奥居合には順序なしと伝えられる)

7.暇乞
御使者切り二つ

*「御使者切り二つ」の内容はさっぱり解りません。

*古伝神傳流秘書には「暇乞」の業はありません。「抜打上中下」です。
これも大江先生の改変された奥居合の業名です。それも立業の最後に位置します。
(暇乞3本)格の低き者に対する黙礼、等輩に対する礼の時、目上の者に対する礼の時

*曽田本の英信流居合目録秘訣の極意の大事に「暇乞」の心得があります。
「仕物などを云付られたる時など其者の所へ行て四方山のはなしなどをして其内に切べし隙無之ときは我が刀を取て又近日と立さまに鐺を以て突き倒し其儘引ぬいて突也又は亭主我を送て出るとき其透間を見て鐺を突いてたおして其儘引きぬいて突くべし」2013年9月28日

この暇乞の心得を卑怯な不意打ちと解して、抜打ちによる大江先生の改変による奥居合の「暇乞」三本を演武会では演じるなと云う事があるようです。
テキストに明示されてもおらず通達も見ていません。暇乞いの拡大解釈でしょう。

抜打ちそのものも一方的に抜き打っている演武を見かけます。
三つの先などの解釈や身を土壇にして応じる居合の精神も弁えない事に問題ありでしょう。

また、刀を抜上げる際、刀刃を外向きにせず我が身に向け切先の跳ねが自身を傷つけたり、左手の操作を急ぎ過ぎ切先に突き通したり自傷に問題があるのでしょう。

8.虎走り
虎走り

*古伝神傳流秘書抜刀心持之事では「虎走」は立業の方に含まれます。
「居合膝に座して居立って向へ腰をかゞめつかつかと行抜口が外へ見えぬ様に抜付打込納又右の通り腰をかがめ後へ引抜付打込也」

曽田本の英信流居合目録秘訣の上意之大事に「虎走」の心得があります。
「仕物など云付られたる時は殊に此心得入用也其外とても此心得肝要也敵二間も三間も隔てて座して居る時は直に切る事能わず其上同座し人々並ぶ時は色に見せては仕損る也さわらぬ体に向へつかつかと腰をかがめ歩行く内に抜口の外へ見えぬ様に体の内にて刀を逆さまに抜つくべし虎の一足の事の如しと知るべし大事とする所は歩みにありはこび滞り無く取り合する事能わずの位と知るべし」2013年9月14日

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