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2014年3月 9日 (日)

曽田本その2を読む6故行宗貞義先生記録写

曽田本その2を読む

6.故行宗貞義先生記録写

△ 長谷川流

1、横雲 敵の拳へ抜付(二星へ勝故に拳なり)

1、虎一足 敵先に抜付

1、稲妻 敵打込拳へ抜付

1、浮雲 右脇より我柄を取り来る時

1、颪 敵抜かけ来る処にて我右足にて敵の柄を踏み落す心にて胸抜付

1、岩波 敵真向にて左の方より我柄を取らんと両手を出す時我柄を左足の方へよげて敵の胸乳の上へ切先上りに突込む

1、鱗返し 敵は真向にて抜かんとかまえる力声にてかくれがたくさま廻って抜付
(敵の真向にて抜き斬り懸らんとする力声にて逃ぐる遑(いとま)なきを以てすぐさま廻りて抜き付くならん)

*力声とは、一方的に斬り付ける際に、掛け声を懸けるのが武士の定めだったとも言われます、不意の斬り付けは聾撃(つんぼうち)としては卑怯な振る舞いとも言われます。

1、波返し 右同断

1、瀧落し 敵我鐺を取り上へ押し上げる処を前へ立抜く拍子に鐺にて当て突く

1、抜打

*行宗先生の記録を写したものという事です。
下村派には古伝神傳流秘書があったはずです。行宗先生は師の下村茂市より相伝していなかったのでしょうか。
それとも曽田先生には見せなかったのでしょうか。

それはともかく、是では業に入る前に思い出す程度のきっかけの覚書程度のものですから、口伝口授による以外に業を知る手立ては乏しいものです。
大江先生は合同稽古をされていたと聞きますが、行宗先生は一対一の稽古と聞きます。

行宗先生がやって見せ、曽田先生がそれを真似る、そんな稽古法だったのでしょう。
現代居合を知らなければどうしてよいかわからないものです。

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