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2014年3月 8日 (土)

曽田本その2を読む5故行宗貞義先生記録写

曽田本その2を読む

 5、故行宗貞義先生記録写

△ 大森流

1.前後左右  一本目より四本目
 1本目初発刀、 2本目左刀、 3本目右刀、 4本目當刀

1.進退  -5本目陽進陰退

1.請流  -6本目流刀

1.介錯  -7本目順刀

1.順刀  -8本目逆刀

1.勢中刀 -9本目勢中刀

1.追懸  -10本目虎乱刀

1.抜打  -11本目抜打

口傳

大森流は只業のみにて格別の書無し、業の起こりも口伝にて何の業附の書無しと云う。

*ここは曽田先生による下村派行宗先生の大森流についての業名と順番、その次に山川久蔵による古伝神傳流秘書による業名の順番を対比したものです。
請流、介錯などの業名は大江先生の改変された業名の様です。

大森流については口伝だけで業の理合(意義)動作などの書きつけたものは行宗先生は無いと云う事なのでしょう。

同じ下村派と言われる島村善馬(細川義昌)先生については伝書がいくつも出て来ていますので行宗貞義先生と細川義昌先生との伝系について疑問を感じます。双方とも下村派第十四代下村茂市に師事したとされています。
同じように大江正路先生から出たという根元之巻以外の伝書が公になりません。大江先生は下村茂市先生からも五藤正亮先生からもそれらの伝書を譲られていなかったかも知れません。

そんな詮索はともかく、武術は巻物や地位があっても怠れば無いと同じです。
土佐の居合は「根元之巻」のみによって伝承された様で、伝えるべき業技法や心得などの事は、師匠の口伝口授だけだったのでしょう。
其の為に自己流のあっち向いたりこっち向いたり厄介です。

曽田先生や木村栄寿先生、政岡先生が語る古伝の世界はおおらかで親しみのある人を感じさせるものです。
定規で計った形だけのものでは無かったと思うのです。

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