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2014年3月13日 (木)

曽田本その2を読む8大森流居合抜方j自叙行宗先生派3請流・介錯

曽田本その2を読む

8、3大森流居合抜方(自叙 行宗先生派)

6、請流(流刀、受刀)
右向にて敵正面より打込み来るを左足を踏出し左肩先に請け流し右足を右斜めに踏み出し体を変はして右足を揃え(左足に)右肩より切り下す左足を引き逆手納刀

*この業名は古伝神傳流秘書の大森流居合之事では「流刀」です。「請流」の業名は大江先生が改変した業名でしょう。行宗先生の下村派の業名はどうも腑に落ちないのですがなぜでしょう。括弧の中の流刀、受刀は曽田先生の認識された業名です。

正面を左側にして右向きに座す所、敵正面から打込んで来るので、左足を踏み出し刀を抜出し、頭上から左肩を覆う様に敵刀を受け左肩先に受け流す。中腰になり右足を右斜めに踏み出し体を、受流された敵の方に変わり右足を左足に踏み揃え、右肩より敵に斬り下し、左足を引いて逆手納刀する。
逆手納刀については口伝口授でしょう。

古伝神傳流秘書大森流之事「流刀」
「左の肩より切て懸るを踏出し抜付け(此の処工夫すべき処なり)左足を踏込抜請に請流し右足を左の方へ踏込み打込む也扨刀をすねへ取り逆手に取り直し納る膝をつく」

*どちらを向いて座すのかありませんが、敵は左肩に斬り込んで来るのを、左足を踏み出し抜請けに請け流し、右足を請け流された敵の方に踏込み左足に揃え打込む、さて左足を引いて刀を右脛に取り、逆手に取り直して刀を納める。

現代居合の動作を借りなければ業を演じられそうもありません。

7、介錯(順刀)
正面に坐し右足を踏み出し抜き離れざる内に右足を左足に引き付け刀を右肩にとり(右肩より)右足を踏み出して斜に切る逆手納刀

曽田先生の付箋があって、(7本目、8本目の名称に就いて、山川久蔵先生の伝書には7本目順刀8本目を逆刀とある参考のため記す)

*この介錯の業名も大江先生の改変された業名でしょう。曽田先生もそれとなく古伝の名称と違うとささやいています。

古伝神傳流秘書大森流之事「順刀」(介錯刀のこと)
「右足を立左足を引と一処に立抜打也又は八相に切跡は前に同じ」

「順刀」の意味がよくわからないのですが、「順に打込む」などの表現をする流もあるのでそれから見ると、右肩上から斜めに切るのが順かも知れません。所謂八相の構えから袈裟に斬るでしょう。

*順刀が介錯のことと云うのですが、それらしき事は書かれていません

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