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2014年3月24日 (月)

曽田本その2を読む10長谷川流居合抜方5浪返し・瀧落し・抜打

曽田本その2を読む

 10、5長谷川流居合抜方(自叙 行宗先生派)

 後身

 8.浪返し
後向より右足を軸として正面に廻り左足を引きて抜き付後同断

*我は後ろ向きに立膝に座す。敵は後方に我が背中を見て座っている。敵の力声に応じ刀に両手を掛け腰を上げ爪先立つや右足を軸に中腰となって左廻りに後方に振り向き、左足を後方に退くと同時に横一線に抜き付け、左足膝を右足踵に引き付け上段に振り冠って真向に打ち下して勝、刀を右に披いて納刀。

古伝神傳流秘書英信流居合之事「波返」
鱗返に同じ後へ抜付打込み開き納る後へ廻ると脇へ廻るとばかり相違也

*古伝は鱗返しと同じで後ろへ廻るのと脇へ廻るのとの違いと云っています。

古伝神傳流秘書英信流居合之事「鱗返」
左脇へ廻り抜付打込み開き納る

どの手附も似たようなもので詳細は口伝口授の世界でしょう。正座の部の「右」「後」の立膝版で中腰で廻る現代居合の方法で良いのでしょう。どこへ抜き付けるかは行宗派は拳(二星、柄口6寸)でしょう。
後へ退いた左足の膝の有り様で敵との関係が作られるのでしょう。

9.瀧落し
後向にて敵鐺をとり上ぐる処を右足を踏出して立ち左足を進めて柄を胸にとり(柄に右手をかけ胸にとりて当てるなり)右足を斜め横に開き刀を胸にとり振り返りて敵を突き(同時に刀を抜き 此の処□を早く間髪を入れざる様)其儘冠ると同時に右足を踏み込みて正面を斬り膝をつき納刀足を引く

*後ろ向きに座す所、敵が鐺を取って抜かせじと上に押し上げる処、我は左手で鯉口を取り右足を踏出して立ち上がり、左足を右足の前に進めると同時に柄に右手を懸けて胸に取り敵手を外すや、右足を斜め右横に開き刀を抜き取り胸に取り振り返って後方の敵を突く、振り冠ると同時に右足を踏み込み正面に打ち下し左膝を床に着けて刀を開き納刀。

この敵が鐺を取って上に押し上げる際、「右足を踏出して立ち」は大江先生は「徐ろに立ちて左足を後へ」で異なります。「右足を斜め横に開き」は右斜めか左斜めかは指定されていません敵との関係で判断するのでしょう。詳細は不明です。

古伝神傳流秘書英信流居合之事「瀧落」
刀の鞘と共に左の足を一拍子に出して抜て後を突きすぐに右の足を踏込み打込み開き納る此事は後よりこじりをおっ取りたる処也故に抜時こじりを以て當心持有り

10.(抜打)(真向)(止めともいう)
大森流に同じ

*行宗先生派の大森流居合抜方抜打(又は止めとも云う)2014年3月15日
正面向き両膝にて中腰にて抜き冠りて膝を進めながら切り付け(切り下す時膝頭を肩幅に開けば自ら進むものなり)刀を開きて納刀

古伝神傳流秘書大森流之事「抜打」
坐して居る所を向より切て懸るを其の儘踏ん伸んで請流し打込み開いて納る尤も請流に非ず此処筆に及ばず

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