« 春を求めて(ふきのとう) | トップページ | 曽田本其の2を読む1表紙 »

2014年3月 3日 (月)

曽田本その2を読むの序

曽田本2を読むの序

昨年12月31日を以て曽田本を読むを終っています。
土佐に伝わった無双直伝英信流や夢想神傳流のルーツは、この曽田本にありました。
この曽田本と同様の内容は昭和57年発行の木村栄寿先生の「林崎抜刀術兵法夢想神傳重信流傳書及び業手付解説」として下村派の細川義昌先生のご遺族による公開として世に出されました。

無双直伝英信流や夢想神殿流の居合は、古伝神傳流秘書に記載されていた内容がその原点であったのです。
下村派系統から公になったため谷村派系統と自負される方々は「ほかして」おられたようです。

この曽田本2は土佐の居合の下村派の曽田虎彦先生が前回の様な古伝の書写と違って明治以降に新たに復活し引き継がれて来た土佐の居合「大森流長谷川流居合術解」として書き綴られた自筆メモを読み解くものです。

曽田先生の直筆のメモを原文のまま読んだものは2012年4月10日から2012年6月30日の2ヵ月に渡って紹介させていただきました。
今回はその原文を読んで曽田本を読むと同様に現代文で解説して行こうと思います。
曽田本2は多くは戦前に曽田先生がメモされたものの綴りです。
そのままでも十分読んで意味も理解可能でしょうが新たな発見もあろうかと思います。

曽田本及び曽田本2は河野百錬先生や岩田憲一先生にもコピーが渡っていたようで、参考にされたり、挿入文とされたりしています。

この曽田本2も曽田本と一緒に剣友から原本をお預かりしたものです。
曽田先生の息子さんからある居合の先生に「私は居合をやらないから君が持っていてほしい」と渡されたもので、ペン書きによる自筆のもので、おそらくご自分で装丁されたのであろう和綴じによる小冊子です。

表紙は「大森流長谷川流居合術解」とあり、「故行宗貞義先生門人旧姓土井事無双直伝英信流下村派第十六代筆山曽田虎彦記」とあります。
曽田先生はこの曽田本及び曽田本2を出版されたかったのでしょう、弟子の山本俊夫先生に語られています。
戦争によってその思いは消えてしまった様です。

その思いは、戦後になって河野先生に送られた書写(昭和23年の頃のことで曽田先生は昭和25年に亡くなられています)が参考にされ「無双直伝英信流居合兵法叢書」になったようです。

政岡壱實先生の昭和49年発行「無双直伝英信流居合兵法地之巻」には、古伝神殿流秘書の業手附から現代居合を解説しています。巻末の古伝の組太刀は失念していたものを復元され、大いに参考になります。

曽田先生の息子さんの手を経て、伝わった曽田本・曽田本2は岩田先生の「土佐の居合旦慕芥考第3編名士の記録」として幾つかの内容が活字になっています。

|

« 春を求めて(ふきのとう) | トップページ | 曽田本其の2を読む1表紙 »

曽田本その2を読む」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 春を求めて(ふきのとう) | トップページ | 曽田本其の2を読む1表紙 »