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2014年4月26日 (土)

曽田本その2を読む2の1英信流居合の形2拳取

曽田本その2を読む2

 1、英信流居合の形(大江正路先生、堀田捨次郎先生著)

 2.拳取(立姿 納刀 伝書による附込なり 曽田メモ)
一本目同様虎走りにて出て膝にて抜き合せ、仕は左足を打の右足の側面に踏込み左手にて打の右手頚を逆に持ち下へ下げる、打は其儘にて上体をやや前に出し、仕はそれと同時に右拳を腰に当て刀尖を胸に着け、残心を示す、仕は一歩退く打は一歩出て青眼の構えとなる(仕は五歩青眼にて退り打は其の儘にて位置を占む)

*大江先生の二本目は「拳取」です。古伝の「太刀打之位二本目「附入」」でしょう。
「附入」;前の通り抜合せ相手後へ引かんとするを附入左の手にて拳を取る右の足なれ共拳を取る時は左の足也

大江先生はどうやら形だけ教えようとしたのでしょう。仕が打の拳を取り固める事を主として語っています。堀田先生の見た目ではその様に見えたのかも知れません。

古伝は、打が退いて均衡を破るその機に、仕は左足を踏み込んで附け入り、左手で打の右手を取って固めています。
附け入るには右足で踏み込むのだが柄を握る右拳を取りに行くのだから左足で踏込めと云います。
大江先生の形の名称は「拳取」でしょうが、ここは敵との間を開けないで附け入っていく事を学ぶものでしょう。
一本目は、敵の抜き付けんとするに先んじて抜き付ける気を養い、退かんとするに附け入って打込む事を学びます。
二本目は同じく、敵に後の先で抜き付け、敵を圧して、敵退かんとする機に深く附け入って敵を固める事を学ぶのでしょう。
ここは手だけで拳を取りに行くのではなく、体で附け入っていく事が大切でしょう。

形は申し合わせだからと云って、踊りを踊っているような演武をよく見ます。
或はこれが剣術とばかりに、木刀が折れるばかりに打込んでいるのを見ます。
又、手の内の妙を見せんと、寸止めばかりに気を入れているのを見ます。
居合の様に一人演武では無く、仮想敵の様に自分に都合のよい架空の敵との攻防では無いものですから、業の要求する理合と術理、或は敵の動作の変化に応じる事を学ぶべきでしょう。

古流剣術の師匠から「かたちではない」と戒められます。
「かたち」ばかりに拘り、足踏みや歩数などや打込む角度などに気をやっていると、「実戦で鍛えた無法者に簡単にやられますね」、と笑われています。

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