« 曽田本その2を読む2の1英信流居合の形3絶妙剣 | トップページ | 曽田本その2を読むの2の1英信流居合の形5鍔留 »

2014年4月28日 (月)

曽田本その2をよむの2の1英信流居合の形4独妙剣

曽田本その2を読むの2

 1、英信流居合の形(大江正路先生、堀田捨次郎先生著)

 4.独妙剣(相八相 伝書による請流なり 之は請流しのことを記せり 曽田メモ)
打は其の儘にて八相となり、仕は青眼にて五歩下りて八相となる、仕は左足より三歩出て右足を踏み出し、打は左足を引きて三本目の如く打合せ左右と二度打合せ、三度目に左足より右足と追足にて一歩ずつ退き、刀を青眼とす、打は右足より追足にて仕の刀を摺り込みて突きを施し、上体を前に屈む、仕は突き来ると同時に左足を左斜へ代し上段に取り、右足を踏み変えて打の首を斬る、互に青眼となりて、打は三歩出て仕は三歩退り互いに構える也。

*この業は伝書による「請流」だと曽田先生はおっしゃいます。少々異なると思うのですがまず、大江先生の独妙剣を稽古して見ます。
独妙剣の業名は古伝の太刀打之事に独妙剣と云う業があって是は、打は上段、仕は下段にて歩み行き打の真向打ちを仕は下段から突き上げる様にして合わせ、鍔迫り合いの上、仕は柄を返して柄頭で打の面を打ち砕くものです。詰合之位の眼関落です。

相八相に構え、仕は左足から三歩出て右足を踏み込んで打の右面を打つ、打は左足を退いて之を受け、次に仕は左足を出し打の左面を打つ、打は右足を引いて之を受け、再び仕は右足を踏み出し打の右面を打つ、打は之を左足を引いて受ける。
互に左足・右足と追い足で一歩ずつ退がり青眼に構え物打を合わせる。
打は透かさず右足を踏込み仕の胸を突き、上体を屈める。仕は突き来ると同時に左足を左斜め前に踏み出し同時に左柄手を上に上げ敵刀を巻き落としに躱し右足を踏み変えて打の首を斬る。

この打の突きを仕が躱して打を打つ業を古伝の請流しのことと曽田先生は仰います。
古伝神傳流秘書太刀打之事請流(原文のままに記します)
「遣方も高山相手も高山或は肩へかまえるかの中也待処へ遣方歩行右の足にて出合う打込を打太刀請扨打太刀の方より少し引て裏を八相に打つを左足を出合うて留相手又打たんと冠るを直に其儘面へ突込み相手八相に払うをしたがって上へ取り右の足にて真甲へ勝」

双方、上段又は八相に構えて、仕はすかすか歩み行き右足を踏み込んで打の左面を打つ、打は之を左足を引いて受け、右足を少し退いて仕の右面を裏八相に打つ、仕は左足を踏み込んで之を受け、再び打が打とうと左足を引き八相に構える処、仕は透かさず打の面に右足を踏み込んで突きを入れる、打は仕の突きを八相に払う処、仕は払われるに従って左足を左斜めに踏み出し、体を代わり刀を右から振り冠って右足を踏込み打の真向に打ち下し勝

古伝は仕が打に突きを入れる処、打は堪え切れずに仕の刀を八相に払ってしまう、その機に乗じて左へ転じて真向に斬ると云うものです。
大江先生の場合は「相青眼から打が仕の刀に摺り込んで突いて来るのを仕は右斜め下に裏鎬にて巻き返しつつ摺り落す」
古伝は、「仕は八相から打の面に突き込み、打は上段から横に払ってくる処を従って体を開いて請け流して打込む」

|

« 曽田本その2を読む2の1英信流居合の形3絶妙剣 | トップページ | 曽田本その2を読むの2の1英信流居合の形5鍔留 »

曽田本その2を読むの2」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その2を読む2の1英信流居合の形3絶妙剣 | トップページ | 曽田本その2を読むの2の1英信流居合の形5鍔留 »