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2014年4月 2日 (水)

曽田本その2を読む12長谷川流奥居合抜方5総捲り

曽田本その2を読む

 12、5長谷川流奥居合抜方(行宗先生口伝)

 △立業(奥居合には順序なしと伝えらる)

 6.総捲り 五方切
総まくり 五方切りとも云う

*「総捲り」の業名も大江先生の改変された業です。次の「袖摺返し」などは大江先生の発案になる「行違」の替え業でしょう。「壁添へ」も同様でどうも行宗居合がすっきりしません。

古伝神傳流秘書抜刀心持之事「五方切」
「歩み行うち抜て右の肩へ取り切又左より切又右より切又左より切段々切下げ其儘上へ冠り打込也」

下村派細川義昌系と思われる白石先生の「五方切」2014年2月21日
「右足を出すと同時に左側にて刀を大きく抜くや直ちに上段に取り、先ず右袈裟がけに斬り振り冠り続いて左袈裟掛けに切り、返す刀にて右より胴を払い腰を落として左より足を払い、再び立姿となり右方より上段に取り真向に斬り下す。

大江先生の「惣捲り」(進行中面、肩、胴、腰を斬る)
「右足を少し出して、刀を抜き、その足を左足に引き寄せ、右手を頭上へ廻し、右肩上に取り、左手を掛けやや中腰にて(右足より左足と追足にて)敵の左面を斬り、直に左肩上に刀を取り、追足にて敵の右肩を斬り、再び右肩上段となりて、敵の左胴を斬り、再び左肩上段となり右足を踏み開き敵の右腰を目懸け刀を大きく廻し体を中腰となして敵の右腰を斬り、中腰のままにて上段より正面を斬る、(左面斬り込みより終りの真面に斬ることは一連として早きを良しとす)

*大江先生の刀の抜方は夢想神伝流にも伝わっている様です。奥居合は「格を放れて早く抜くこと 重信流」ですから、さまざまなのか、十分伝授されなかったのかどうでしょう。

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