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2014年5月11日 (日)

曽田本その2を読むの2の2英信流詰合之位9水月刀

曽田本その2を読むの2

2、英信流詰合之位(重信流居合口伝書真詰合位)

9.水月刀(仕打 相上段)
是も同じく立合て真向へかむり相掛に敵待かけても苦からず、我真向へかむりてすかすかと行、場合にて太刀の切先を敵の眉間へ突き込む様に突く也、其時敵すぐに八相に払う、其時我すぐにかむり敵の面へ切込み勝也。

*是も双方上段に構え相懸りでも打は中央で待ちかけてもいい。双方相懸りの方が仕が機を捉えて突きを入れるタイミングを覚えるには良さそうです。
仕は上段に構えて、出足から「スカスカ」と歩足で進み、間境で剣先を下げ太刀の切先を打の眉間に突き込む、打は上段から八相に斜めに払う、其の払われた拍子に仕は左足を左斜め前に踏み込み上段に振り冠って右足を踏込み打の面に打込む。

古伝神傳流秘書の詰合では「水月」
「相手高山にかまえ待所へ我も高山にかまえ行て相手の面に突付る相手払うを体を替し打込み勝」

この突きは、打を誘う為の突きで、飛び込んで突きを入れるのとは違って、仕は上段からするすると切先を下して打の眉間に切先を付けてスカスカと間境を越し、打が何をするのかと思った時には、踏み込まれれば突かれてしまう程に切先が近寄っている、思わず払ってしまうと云う仕の仕懸けでしょう。

この業と似たような業は、古伝太刀打之事「水月刀」に有ります。
「水月刀(仕中 打八)是も相懸りにても敵待かけても不苦、敵の眉間へ我が太刀の切先を指付けスカスカと行く也敵我太刀を八相にかけてなぐる也其時我すぐにかむりて後を勝也」

太刀打之事では仕は中段の儘、スカスカ間境を越えてきます。詰合も太刀打之事も同じような業ですが、何の気なしに同じように応じるものか、面白い例題でしょう。

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