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2014年5月10日 (土)

曽田本その2を読むの2の2英信流詰合之位8眼関落

曽田本その2を読むの2

 2、英信流詰合之位(重信流居合口伝書真詰合位)

 8.眼関落(仕打 上段)
是も互に立ち敵も我も真向へかむり相掛にてスカスカと行き場合にて互に拝み打に討也、其時敵の拳と我が拳と行合也、其時すぐに柄頭を敵の手元下より顔へはね込み勝也(右足をどんとふみ急に左足を踏み込む也互に五歩退き納刀以下同上 曽田メモ)

*相上段で古伝神傳流秘書詰合の眼関落では柄砕です。
「両方高山後は弛し木刀に同じ」
と云って省略されています。(「はずし木刀」とは太刀打之位独妙剣之事ならん 曽田メモ)に従って「太刀打之事独妙剣」
「相懸也打太刀高山遣方切先を下げ前に構え行場合にて上へ冠り互に打合尤も打太刀をつく心持有柄を面へかえし突込み勝」

上段の構えも、ここは右上段とか左上段とか後世は指示されているのですが古伝は大らかです。左右上段の業における優位性を理解して行うのか、前の業の成り行きによる出足なのか、連続する業の中での単なる稽古上の変化なのかよく理解できません。

相上段から真向打ちの相打ち、踏み込んで拳を合わせ押し合い、打が退かんとするに乗じて仕は素早く柄頭を返して打の顔面に柄当てする。
この際均衡を破る様に仕がドンと右足を踏み鳴らし腰を沈めるや左足を踏み込んで突き上げる様に柄頭を突き込む。と云うのを曽田先生は仰っています。

鍔競り合いの場合、竹刀剣道の方は、竹刀が相手の体に触れて居たり、及び腰の鍔競り合いなど、真剣ではありえない様子が儘見られます。
又鍔同士を押し合うとか柄同士を押し合うとか云いますが、土佐の居合は柄を握る右拳の山を押し合うのです。

この眼関落は鍔競り合いからの勝ち口を教える様に見えますが、ここは上段からの真向打ちの極意業を稽古する所は決して疎かにしてはならない処と思います。
上段から我が正中線に真直ぐ打込むのであって、切先を外した受け太刀では意味は有りません。
其の儘打込めば新陰流の「合打」です。物打触れた位置で双方刀を握り締めます。

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