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2014年5月 9日 (金)

曽田本その2を読むの2の2英信流詰合之位7燕返

曽田本その2を読むの2

2、英信流詰合之位(重信流居合口伝書真詰合位)

7.燕返(仕納刀 打左上段)
是は敵も我も立也、敵は刀を抜てかむる、我は鞘に納めて相掛にて行く也、場合にて敵我面へ打込む也、我其時右片手にて抜き頭上にて請け、すぐに左手を柄に添え打込む(右側 曽田メモ)也、敵又表より八相に払う也、我又すぐにかむりて打込む(左側 曽田メモ)也、敵又すぐに裏より八相に払う也、我又すぐにかむりて敵の面へ打込む(左足を一足踏込 曽田メモ)也、其時敵後へ引我空を打つ也、其時我切先を下へ下げ待也、敵踏み込みて我が真向へ打込むなり、我其時左足より一足退り空を打たせ同時にかむりて一足踏込み敵の面へ勝也。
互に五歩退り血振り納刀以下同上。

*仕は納刀の儘、打は上段に構え、相掛に歩み行く。
間に至りて打が真向に打込んで来るのを、刀を抜き出し右足を踏み込んで片手にて顔前頭上にて請け、即座に左手を柄に添え、左足を踏み込んで打の右面を打つ、敵右足を引いて八相に払う、仕は又すぐに振り冠って右足を踏み出し左面を打つ、打は直ぐに左足を引いて裏八相に之を払う、仕は直ぐに上段に振り冠って左足を踏み出し打の真向に打ち下す、打は右足を大きく退いてこれを外す、仕は其の儘切先を下げ打に打ち込ませんと誘う処、打が真向に打込んで来るのを左足を退いて打に空を打たせ、右足を踏み込んで打の面に打込み勝。
仕打の攻防で仕が前進して、打ち込み打は退りながら之を受ける様にしましたが。
仕打攻防で仕の斬り込みが左右足の踏み替えで切り返すならば、打も退かずに足の踏み替えで応じるのも良いでしょう。
大江先生の英信流居合之形を稽古していますと、仕の攻撃は踏み込んで行くばかりですが古流剣術は、足の踏み替えによる筋を代わりつつ斬り込み同様に請ける動作も身に着けるものと思います。

古伝神傳流秘書詰合「燕返」
「相手高山我は抜かずして立合たる時相手より打込むを我抜受に請る相手引くを付込み打込相手右より払うを従って上へ又打込払うを上へ取り打込扨切先を下げて前へかまえ場合を取り切居処へ相手打込を受流し体を替し打込勝又打込まず冠りて跡を勝もあり」

*古伝の燕返しは、打が打ち込んで来るのを右足を踏込み抜受けに請け、打が下がる処左足を踏み込んで附け込んで打ち込む。
打は右より八相に(斜めに)払ってくる、払われたのに従って上段に振り冠り右足を踏み込んで打込む。
打はそれを逆八相に払うに従って上段に取り真向に斬り下す。打はそれを後へ退り仕に空を打たせ、仕は切先を下げて刀を前に構え待つ処へ打が真向に斬り込んで来るのを下段から突き上げる様に受け流し体を左へ替って真向に打ち下し勝。
打込まずに上段に振り冠って構えて位勝ちも有。

*古伝も少々抜けがあってそこは工夫ですが、どうしても速い動きになるので仕打共に良く相手を見て攻防する事を学ぶところだろうと思います。
間と間合いを十分認識する事、受け太刀では無く双方払う、或は摺り込む、突き上げる受け流し、体の筋変えなど盛りだくさんです。

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