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2014年5月24日 (土)

曽田本その2を読むの2の4英信流大小詰1抱詰

曽田本その2を読むの2

 4、英信流大小詰(◎朱書きは故五藤先生の手記より写 曽田虎彦蔵す)

 1.抱詰
互に対座打は仕の柄を両手に手て取らんとすすぐに仕は両手にて二の腕を下より差し上ぐる様に掴み我左脇に引き倒す也

◎向て居る敵我が刀の柄を両手にて押し付ける時敵の両肘へ手をかけ「うずみ」上げ左へ振り倒す(五藤先生手記)

*「うずみ」上げる、と云う事ですが、「うずみ」の由来については、江戸時代に行われた倹約政治のため贅沢品とされた鶏肉・えびなどを堂々と口にすることができない庶民が、具を飯で隠しながら食べていたことが始まりだ と言われている。
「埋める」と解釈すればこの業を理解できそうです。

古伝神傳流秘書の大小詰「抱詰」
「楽々居合膝に詰合たる時相手両の手にて我刀の柄を留る時我両の手を相手の両ひじに懸けて体を浮上り引く其儘左の後の方へ投捨る。

*正面に居合膝に対座し、打が両手で我が柄を押さえて抜かさない様にするので、仕は打の両肘の下から両手で浮き上がる様に抱きかかえ、沈み込む拍子に左へ投げる。
或は、打は両肘を抱きかかえられ引こうとする機を捉えて仕は浮き上がる様にして左へ投げる。

うずみ上げる際、古伝に従って、打の両肘を抱きかかえる様にしましたが、「二の腕を下より差し上ぐる様に掴み」と云うもの、「両肘へ手をかけ」或は「両肘を巻き込む」、など状況に応じた方法があろうかと思います。

打が柄を取り来る姿勢も、居合膝の儘座して体を乗り出して来る、腰を上げてくる、立上って来るなど様々でしょう。
詰合之位より先は奥伝となります。様々な工夫があってしかるべきものです。

大小詰について古伝では「是は業にあらざる故に前後もなく変化極りなし始終詰合組居合膝に座す気のり如何様ともすべし先おおむねこの順にする」
とあります。業の順序も好きなようにしてもいい、業技法は変化極りなしとあります。

体術などを極められた方と、私の様な素人では応じ方が異なって当然でしょう。
心得として、特別な関節技などを使わずに即座に応じられる方法が最良と思っています。
又、力の無い者はそれなりに、力が優れて居る者もそれなりにでしょう。

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