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2014年5月18日 (日)

曽田本その2を読むの2の3英信流太刀打之位5月影

曽田本その2を読むの2

3、英信流太刀打之位

5.月影(仕下段 打八相)
是も同じく抜て居る也相掛りにても敵待ちかけてもにがからず敵八相にかたきて待ちかくる也我は太刀先を下げてスカスカと行也場合にて敵八相に打処を出合て互に押し合又互に開き敵打込む処を我左足を引き立ち直りて打込み勝也
(我左足を引きたる為敵空を打ちたるを、我すぐにかむりて敵の真向に打込也体互に開たる時は脇構えの様になる也)

*大江先生の英信流居合之形五本目鍔留の原型ですが、古伝神傳流秘書太刀打之事「月影」は状況が是より明瞭です。
「打太刀冠り待つ所へ遣方右の脇に切先を下げて構え行て打太刀八相に打を切先を上て真甲へ上て突付て留め互に押相て別れ両方共車に取り相手打をはづす上へ冠り打込み勝」

打八相に構え待つ所へ、仕右下段に構えスカスカと歩み行き場合にて、打が八相に左面に打込んで来る、我は切先を上げて敵の真向に突き上げる様に摺り上げて鍔で請ける。右足を双方踏み込み拳を合わせ押し合い、機を見て双方後方に分れ車に構える、仕の左足目掛けて打が打込んで来るので左足を引いて之を外し同時に上段に冠って敵の真向に斬り下し勝。

敵の打ち込みを下段から突き上げ摺り上げて鍔で請ける、この鍔留の処を大江先生は業名に残されたと思われます。
車の構えは、現代では竹刀剣道の脇構を取るより、八相からのダイレクトな打込みなど思いますと、稍両足を開き膝を折って開き、刀刃を敵に見せる様な車構えでしょう。
鍔競り合いは、拳を合わせ押し合うのであって、鍔を押し付け合うとか、柄を押し合うとか鍔元の刃を押し合うのでは無いでしょう。

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