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2014年6月 1日 (日)

曽田本その2を読むの2の5英信流大小立詰1〆捕

曽田本その2を読むの2

5、英信流大小立詰

 1.〆捕
互に対立する也打は両手に仕の柄を握るを仕は左手を以って打の左手首握る也更に此の時すぐに仕は右手にて打の両腕を締め込み我体を台にして之を極める也

◎敵柄を両手にて取る左手にて敵の左の手首を押へ右手にて敵の両肘所を押へ体を込み〆る(五藤先生手記)

*大小立詰ですから仕は太刀、打は小太刀を帯し、双方立っての攻防です。
この〆捕は、五藤先生と合わせて見ると方法が理解しやすそうです。
打と向かい合って、打が両手で仕の柄を取って抜かさない様にするので、仕は左手で打の左手首を押さえ、右手を柄を握った打の両手肘の辺りに上から懸けて押さえこんで締め上げる。

古伝神傳流秘書の大小立詰の「〆捕」は四本目に位置します。この順番の違いは解説が無いので理解できません。
大小詰の処にあった様に、「是は業にあらざる故に前後もなく変化極りなし始終詰合組居合膝に座す気のり如何様ともすべし先おおむねこの順とする」に依るのかも知れません。

古伝「〆捕」
相懸りに両方より懸る時相手両手にて我刀の柄を留我左のてにて相手の脇つぼへ入れて両手を〆引上如何様にも投るなり。

古伝は、柄を取られたので、左手で相手の脇つぼに突きを入れて怯むところを右手で相手の両手を〆上げ引きあげる様にして投げ飛ばす、のです。この場合は我が右手を相手の柄を持つ両手の上から懸けるか、下から懸けるかですが、締め上げるに注目して下からでしょう。

大小立詰の〆捕ですが古伝を披露されている政岡先生の「無双直伝英信流居合兵法地之巻」では一本目に〆捕が来ます。曽田先生と原本が違うかもしれません。
木村栄寿先生の場合は曽田本と同じ四本目です。

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