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2014年6月 6日 (金)

曽田本その2を読むの2の5英信流大小立詰6乱曲

曽田本その2を読むの2

5、英信流大小立詰

6.乱曲(左右あり)
我と敵とは前後に立ちて行く也敵後より右手にて鐺をくるくる廻す也我此の時すぐに後に向きて左右いずれの手なるやを見定め右手なる時は我左足にて敵右足を掬い中に入る也若し左手なる時は我は右足にて敵の左足を掬い中に入る也

◎後ろより鐺を取りくるくる廻し引其時左右を見合せ中に入る(五藤先生手記)

*敵が後から来て我が鐺を取ってくるくる廻して抜かさない様にする、直に振り向いて鐺を敵は左右何方の手で取っているか見定め、右手ならば我は左廻りに廻って左足で敵の右足を掬い中に入り倒す。
若し左手ならば、右廻りに廻って右足で敵の左足を掬い中に入って倒す。

古伝神傳流秘書大小立詰六本目「乱曲」
如前後より来り鐺を取り頻りにねじ廻し抜かせじとする時後へ見返り左の手か右の手にて取たるかを見定め相手左の手ならば我も左にて鯉口を押え相手右ならば我も右にて取る後へ引付けんとするを幸しさり中に入り倒す。

*この業は、古伝より曽田先生の手附が解りやすいようです。
古伝は敵の鐺を取った左右の手による応じ方がよくわかりません。特に右手で取られた時の様子が不明瞭です。
我が右手で鯉口を取るのでしょうか、柄でしょうか、その後の動作も記述不十分です。

この乱曲の後を振り向き左右何れの手で鐺を取られたかを見定める動作が、現代居合の立膝の部「瀧落」に残って居ます。
この場合は左右見極めるだけで何ら動作が変わらないのが面白い処です。

古伝神傳流秘書英信流居合之事「瀧落」
「刀の鞘と共に左の足を一拍子に出して抜て後を突きすぐに右の足を踏み込み打込み開き納る此事は後よりこじりをおっ取りたる処也故にこじりを以て當心持有り」

古伝は、もともと左右の手については何も記載されていませんでした。むしろ、敵を鐺で打ち当てておいて、振り返って突けと云っています。

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