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2014年6月14日 (土)

曽田本その2を読むの3の2目録2外之物之大事1行連

曽田本その2を読むの3

 2、無双直伝英信流居合目録の2外之物之大事

1.行連 立業にて右へ抜き付け左足を踏み替え左を切る

*この手附の行連は足捌きが現代の行連と違うようです。現代は右足を右に踏み込んで、右敵を抜き打ちに片手袈裟に斬って、左足を軸に右足を左に踏み込んで左の敵を斬ります。
是は、右足を踏み込んで右敵に抜き付け(片手袈裟か横一文字か解りません)、左に振り返り、左足を左敵に向け(踏み替え)左敵を斬る。
左右の敵でも左前、右前でも大した違いでは無いでしょう。抜き打ちの「抜き付け」の刀法は場の状況次第でしょう。

古伝英信流目録秘訣の外之物の大事による「行連」
「(右を片手打に左を諸手にて切る事も有是は皆気のりにてする心持也)歩み行く中ちに刀を抜我が左の方を突其儘冠て右の方を切是は敵を左右につれたち行く時の事也或我を左右より取こめんとする時抔の事也」

古伝英信流目録秘訣は江戸時代後期の1800年頃のものでしょう。
この曽田先生の無双直伝英信流居合目録は曽田先生の実兄土居亀江が谷村樵夫自庸より伝授されたもので明治後半のものですから100年以上の時代差があるでしょう。
通常目録は業名のみですからこれでも良い方でしょう。

2.連達 立業にて左を突きて右を切る

*この連達は大江先生の土佐の居合を改変された業名を使っています。業の方法も現代の連達でしょう。
年代的には谷村樵夫自庸は大江正路先生とダブります。
この時代土佐の居合も失念寸前であったでしょうから谷村樵夫自庸は傍系ですから大江先生の改変を取り入れたかもしれません。

古伝英信流居合目録秘訣の外之物之大事の連達
「先跡 是亦歩行く内に向を刀の柄に而突き左廻りに後ろへふり廻る拍子に抜打に後ろを切又初柄にて突たる方を切是は我前後に敵を連達たる時の事也旅行抔のとき盗賊抔跡先つれ達時此心行肝要也」

是は大江先生の現代居合の行違でしょう。
曽田先生の連達は古伝では行連の替業です。

この辺は面白いのでゆっくり行きます。以下次号へ。

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