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2014年6月23日 (月)

曽田本その2を読むの3の2目録の3上意之大事3四角

曽田本その2を読むの3

 2、無双直伝英信流居合目録の3上意之大事

4.四角
立業座業にて左後を突き右後ろを切り請ながら左斜前を切り右斜前を切る。

*立業、座業共通の業と云う事でしょう。
この四方は、×の交点に我は居て、右斜め前に刀を抜いて左斜め後の敵を刺突し、其の体勢で左斜め前・右斜め前・右斜め後と乳通りの右回転で廻り、右から振り冠って右斜め後ろの敵を斬り、再び右より振り冠って、左廻りに廻りながら右斜め前の敵を受け流し、左斜め前の敵を斬り、左より受け流す様に振り冠って右廻りに右斜め前の敵を斬る。

或は、左斜め後ろの敵を刺突し、右斜め後ろに右廻りに振り返って片手袈裟に右後ろの敵を斬り、右より振り冠って左廻りに右前の敵を受け流し、諸手にて左斜め前の敵を斬り、上段に振り冠って右斜め前の敵を斬る。

三角と同じならば前者でしょう。後者は21代の替え業に敵を十文字に受けた状況で収録されています。

古伝神傳流秘書抜刀心持之事四角
抜左の後の角を突き右の後の角を切右の向を請流し左の向を切又右の向を切る也

英信流居合目録秘訣上意之大事四角
三角にかわる事無し是は前後左右に詰合う之心得也故に後ろへ迄まわって抜付る也

*これは心得と云って居ますので、三角で学んだように、深々と一人づつ切ろうとしないで抜き打ちに紋所の辺りを切先外れに払い、敵がビクとしている間に仕留める心得です。
「後ろへ迄まわって抜き付ける也」ですからここの場合は十文字の交点に我は居るので、先ず左の敵を刺突し、其の儘切先外れに前の敵に斬り付け其の儘右敵、後敵にまで廻って抜き付けて、敵がビクとして怯んでいるうちに、右から振り冠って後敵を諸手上段に斬り。再び右から振り冠って、右敵を受け流し前敵を斬り。右敵を切る。

特に斬り方の指定がありませんから、先ず前敵を抜き打ちに横一線に抜き打ちに斬り、其の儘右敵、後敵に斬り付け敵怯む処を後ろ敵を真向に斬り。右敵を受け流しておいて左敵を真向に斬り、右敵を真向に切る。も有でしょう。

演武で正面で終わりたければ、左敵を刺突し、後敵を片手袈裟に斬り右敵を真向に斬り、前敵を真向に斬る。ですが仕損じて前敵に斬られる可能性が高そうです。

後敵を先ず刺突し左から振り冠って左敵を受け流し、右敵を諸手上段から斬り下し、振り返って左敵に打ち下し、前敵を真向に切る。
にたようなもので仕損じる可能性は高そうです。

セオリー通り稽古を積んで、変化に応じる工夫を学ぶものでしょう。

大江先生の四方切
右足を出し、刀を右斜に抜き、刀峯を胸の処に当て、刀を平として斜に左後を突き右側面の横に右足を踏み替え、上段にて切り、右足を左斜横に踏み変えて、(受け返して打つ)上段となりて切り、右足を正面に踏み変えて、上段より切る。

*敵の位置が変形で後方の敵は左斜め後ろのみです。右後ろに敵は居ません。
このポイントは左後の敵を刺突するや即座に右前の敵を切り下し、右から受け流す様に振り冠って前敵の攻撃を押えておいて左斜め前の敵を斬り下し返す刀で正面の敵を切る。その素早い体の変化でしょう。

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