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2014年7月11日 (金)

曽田本その2を読むの3の2目録の4極意之大事の8遠方近所

曽田本その2を読むの3

 2、無双直伝英信流居合目録の4極意之大事

8.遠方近所

*これも解説は有りません。

古伝英信流目録秘訣極意之大事「遠方近所」
「我に敵する者と見るときは其の者の側に寄りて居る事肝要也或は庭前の花にことよせ或は掛物を見る躰抔して側に近よりて居べし刀に手をかけば其儘手を取って引倒すべし間を隔てゝ居る故に不覚を取るなり

或るは意趣有って仕掛られ丸腰にて出合て不覚を取たる者も間々之有る也是等も此習を得たればたとい丸腰なり共不覚をば取まじ
其故はいや貴殿の短慮なり能く合点せよ抔と云て側に詰寄て居る時は刀をぬけば引倒す故丸腰とても不覚は取まじきなり

亦大事の仕物九寸五分の合口抔を指し近く居て思わぬ処で取って引寄せさしころす時はたしかに仕留る也
是は皆獅々王かんよう也」

*これは、面白いし、そんなものかも知れません。敵意を持つ相手には常に側に寄りついて間を開けないのは敵の動きを封じる良い手です。
此処ではそれとなくそばに寄っている様に装うのでしょう。
終りの方にある、この心得を以て仕留める事が出来るのには「獅々王」の心が肝要だと云って居ます。

極意之大事の「獅子洞入」(2014年7月5日)のところで「是は事に非ず我が心に大丈夫を備うる事也」とありました。
恭しい様子で心は師子王の如くせよと云って居ました。
何かを為そうとするときは、悠然として常の心を以て応じられればいいのですが、かさに懸ったり、卑屈になったり、それが慌てさせたり怯えとなって稽古の力の半分も出なかったりするものです。

業名の「遠方近所」とは何ともいえないポイントを着いた表現です。

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