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2014年8月 1日 (金)

曽田本その2を読むの4曽田メモの6メモの5大詰

曽田本その2を読むの4曽田メモの6メモの5大詰

大詰
大詰は大きになじると云うこと也、相手清眼に構る時上段の太刀拳を楯にして敵の顔へ突き懸る時、拳へ打込むを、身形を直に跡へ外して上より二星を勝なり、とたんの拍子をぬいて直ぐに打つ也。
此の拍子ちがえば相打になる也、是を栴檀の打と云うて嫌うなり、栴檀と云うは二葉と訓して互に太刀のならぶことなり。
習いに大調子の小調子の大調子と云うてあり。大調子とは無拍子の事なり、小調子とは太刀に拍子をもたせて打つことなり。
敵小調子にきらば大調子に勝ち、大調子にきらば小調子にて勝つべし、皆以て相気を欠くこと也。
敵の小調子を大調子を以て勝つことを大詰と云う也。

*これも柳生新秘抄の九箇之太刀の手附をメモしたものです。
大詰は大きく攻めると云う事である。「なじる」と云うのは責める、詰めるなどに使われたと思われます。
相手清眼(正眼)に構える時、我は上段に構え太刀、拳を楯にして敵の顔へ突きかけて行く、相手拳に打ち懸けて来るのを、体を直ぐにして後へ左足、右足と追い足で外すや、上段より敵の二星(拳)に勝なり。
とたんの拍子とは途端の拍子で「打込まれたその瞬間の拍子」に敵刀をぬいて直に打込む事である。
この拍子が違ってしまうと相打ちになってしまう。是を栴檀の打と云って嫌うものである。栴檀と云うのは二葉が並ぶように刀が並ぶことである。
習いに大調子に打込むを小調子に応じ大調子に打ち込み勝と云う事がある。
大調子とは無拍子之事である、小調子とは太刀に拍子をもたせて打つ事である。
敵が小調子に斬るならば大調子に勝ち、敵無拍子に斬って来るならば我は太刀に拍子を持たせて勝つものである。
敵の拍子に即応して無拍子に勝つ事を大詰と云う。

是も尾張柳生の九箇之太刀を稽古して見ます。
仕打共に右手を肩の高さに構えた相上段で相進む。
打は仕の拳を打って行く。
仕は体を左斜め後ろに開いて太刀を大きく振りかぶって打の打ちを抜き、打の面を打つ。

*この大詰は曽田先生がメモされた理由が見当たりません。
大調子・小調子、或は大調子・小調子・大調子、小調子・大調子の気の運剣を整理した説明に納得して八重垣・受流・附込・月影・浮雲・颪・岩浪・瀧落・惣捲などに引き当てていたのかも知れません。

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