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2014年9月19日 (金)

神傳流秘書を読む 1.抜刀心持引歌の15浪返

神傳流秘書を読む

1.抜刀心持引歌の15浪返

 浪返

 あかし潟瀬戸越波の上にこそ
           岩尾も岸もたまるものかは

*明石の海峡に打ち寄せる波に岩尾も岸もたまったものではない。という歌でしょう。
浪返は、後ろに座す敵の害意を察し、振り向きざま抜き打ちに斬り真向に切下ろすという業です。
歌のイメージを被せれば、怒涛の様に打ち寄せるが如く、後ろに振り向き、左足を後ろに引いて横一文字に抜きつけ即座に上段に振り冠って真向に打ち下ろし勝つ、敵には何もさせない様な鋭く威圧する気を持った振り向きの動作が必要でしょう。

敵にすれば押し寄せる波のように迫ってくる我に、一瞬戸惑う瞬間です。
我は左足を引いて抜きつけます。敵には引く波の中から切っ先が不意に顔面に伸びて来る様に思えるでしょう。

英信流(立膝の部)八本目浪返
剣理:我れ後方に向き座したるに、我が後方にて我れと同じく後ろ向きに座し居たる敵の機先を制して、正面に振り向きざま、其の敵の首に斬り付け勝つ意にして、正座の「後」の業と同意也。

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