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2014年10月26日 (日)

神傳流秘書を読む 6.棒合二本目立合

神傳流秘書を読む

6.棒合

 二本目立合

 如前立合棒を逆手に取り下を上にて合せ又下にて合せ巻捨る前の通り持立合たる時両方右の手に取り足を引て下を上にて合又下にて合遣方より左へ巻捨る

*前の如く立合う、ですから棒を杖に突いて左足先に立て、左手で胸の辺りに添えて右足をやや引いてやや半身に双方立って出合います。
「棒を逆手に取り」は左手の下方に右手を拇指を下向きに逆手に添え、「下を上にて合せ」は棒を、右肩から廻して地に突いていた棒の先を上にして、左面に打込んできます。我も同様にして左足を引いて之を請け、即座に左手を引きつつ、棒の先へ右手を滑らせ、左肩から廻して左足を踏み替え左手を前にして相手の右足を打つ、相手も同様にして右足を踏み替え之を請ける。
相手請けるや、下らんとする処、遣方より棒の先を上げつつ相手の棒を左に巻き捨て、棒の先を相手の水月に詰める。

此の業も、第12代林益之丞政誠による英信流目録より居合棒太刀合巻棒合五つ「立合」から神傳流秘書に無い動作を学んでみます。
「是は楽々左の手にて棒の中を持ち近く立合也楽々右手にて棒の上のはしを逆手に取り右の足を跡へ引き逆様に合せ亦楽々右の手を上えあげ下たを合せ巻き捨るなり」

英信流目録では、棒の中を持って立合い、棒の上を右手を逆手に持ち右足を引いて右面に打込んで双方合わせています。
打込み合わせるや、右手を引いて左手を棒の上に滑らせ右手を上に上げ乍ら右肩から廻して相手の左足に打込む、相手之に合わせるを左に巻き落とし水月に詰める。

左右が逆になりましたが、棒を杖にして立った時の右手の左手に対し上を持つか下を持つかの違いでしょう。
棒は持ち手によって幾つもの変化が作り出せる良い例でした。

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