« 神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒二本目腰車 | トップページ | 神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒三本目小手上 »

2014年10月31日 (金)

きのとひつじ(乙未、いつび)

平成27年2015年の干支(えと)は乙未(きのとひつじ・いつび)です。
羊歳(ひつじとし)は羊が未です。

干支を読むのカテゴリーで干支について書き出したのは庚虎(かのえとら虎年)2010年からでした。毎年同じようなパターンで庚虎・辛卯・壬辰・癸巳・甲馬そして来年の乙未です。
書き込んでから6年目の干支になります。

ヒツジは古代から人類に貢献してきた家畜ですが、日本では古代史にも顕著ではなく、日本の気候風土が飼育に適さなかったのでしょう、明治以降に羊毛を刈る為に定着してきたようです。
羊は衣料では身近ですが、食料としては北海道はともかく食卓に上るには今一馴染みが少なそうです。
何となく食わず嫌いなのは、その匂いと云われますが気になるものでは無いと思います。
羊は生後12か月未満の小羊の肉をラム、永久歯2本以上のメス又は去勢されたオスの肉はマトンと呼ばれています。

羊は、グリム童話やイソップ物語でお世話になっていますから身近な動物のように思えるものです。

1、干支

漢和大辞典によると。
十干の「乙」は、おつ・おち・いつ・きのと(木の弟)。
押さえてつかえさせ止める、また、転じて書物を読んで口調をとめるしるし、L字の原型。上から下へおさえる意味、植物がなお抑圧されて伸び出せず、地中で屈曲している状態、種が地中で時期が来るまで待機している様子。
ツバメを描いた象形文字。

十二支の「未」は、み・ひつじ・いまだ・ない。
木のまだのびきらない部分を描いた象形文字まだ・・していないの意をあらわす。

ひつじ(未)の「羊」は、よう、ひつじ。よい、めでたい。ひつじを描いた象形文字、おいしくて、よい姿をしたものの代表と意識され養・善・義・美などの字に含まれる。とあります。

十干
甲(きのえ、こう)・乙(きのと、おつ)・丙(ひのえ、へい)・丁(ひのと、てい)・戊(つちのえ、ぼ)・己(つちのと、き)・庚(かのえ、こう)・辛(かのと、しん)・壬(みずのえ、じん)・癸(みずのと、き)。

十二支
子(ネズミ、ね)・丑(ウシ、ちゅう)・寅(トラ、いん)・卯(ウサギ、う)・辰(タツ、しん)・巳(ヘビ、み)・午(ウマ、ご)・未(ヒツジ・び)・申(サル、こう)・酉(トリ、ゆう)・戌(イヌ、ぼ)・亥(イノシシ、がい)

2.還暦を迎える未年昭和30年1955年生まれの方々です。

伊藤蘭
所ジョージ
西城秀樹
上沼恵美子
江川 卓
明石家さんま
郷ひろみ
世良公則
アグネス・チャン
倉本昌弘
松山千春
川中美幸

3.きのとひつじ(乙未)はどんな年

昭和30年1955年
・第2次鳩山一郎内閣
・鳩山首相記者会見で中ソとの国交回復・憲法改正を表明
・後楽園ゆうえんち開場
・神武景気
・電気釜発売

明治28年1895年
・第2次伊藤博文内閣
・日清講和条約調印
・台湾総督府条例制定(軍政実施)
・樋口一葉「たけくらべ」
・京都で大日本武徳会設立

天保2年1835年
・11代将軍徳川家斉
・天保通宝百文銭鋳造、鉄銭
・仙台大地震
・華岡青洲没・田能村竹田没
・滑稽本・人情本流行

安永4年1775年
・10代将軍徳川家治
・幕府、参勤供衆の員数制限
・加賀千代没
・アメリカ独立戦争勃発
・ワット蒸気機関完成

宝永5年1715年
・7代将軍徳川家継
・幕府長崎貿易制限
・江戸に両替商・問屋仲間組合
・近松門左衛門「国姓爺合戦」初演
・新井白石「西洋記聞」

明歴4年1655年
・4代将軍徳川家綱
・江戸・京都市中法度公布
・かぶき者取り締まり

天正4年1595年
・後陽成天皇
・明将軍陳雲ら小西行長に講和を求める
・秀吉薩摩に検地
・オルガンチノ等京都・肥前に布教

天文4年1535年
・後奈良天皇・将軍足利義晴
・細川晴元本願寺証如を大阪に破る
・北条氏綱と今川氏輝、武田信虎を破る
・織田信秀三河に侵入松平清康に撃退さる
・朝廷狩野元信に唐絵屏風を描かせる

文明7年1475年
・後土御門天皇・足利義尚
・蓮如加賀一向一揆を忌避
・近畿に暴風雨・大阪湾に高波

応永22年1415年
・称光天皇・将軍足利義将
・幕府、伊勢北畠満雅討伐出兵
・興福寺東金堂再建

観応4年1355年
・北後光厳天皇・南後村上天皇・将軍足利尊氏
・南北両軍京都で戦う

正応3年1295年
・伏見天皇・将軍久明親王・執権北条貞時

嘉禎元年1235年
・四条天皇・将軍藤原頼経。執権北条泰時
・幕府僧徒の武装を禁ず
・京都に天然痘

安元元年1175年
・高倉天皇
・源空(法然)専修念仏

永久3年1115年
・鳥羽天皇

天喜3年1055年
・後冷泉天皇
・堤中納言物語できる

長徳元年995年
・一条天皇

承平5年935年
・朱雀天皇
・平将門の乱

貞観17年875年
・清和天皇

弘仁6年815年
・嵯峨天皇

以下省略

4.ひつじ年のことわざ

・愚かなる羊は豺狼にその身を談ず
羊は自分を狙っている山犬や狼に身の上相談をする。相手の見分けもつかない愚かさを言う。

・狐白を以て犬羊を補えば身其の炭に塗る
狐の毛皮で犬や羊の毛皮を繕うのは用途がふさわしくない。君子が小人と交われば世間からさげすまれる。

・読書亡羊 
書を読みて羊を失う、他のことに気を取られて本来の任務をおろそかにすること。

・千羊の皮は一狐の腋に如かず
羊の皮千枚でも狐の腋の下の皮一枚に劣る。凡人が何人集まっても一人の賢者に及ばないたとえ。

・羝羊籬に触る(ていようまがきにふれる)
牡羊は籬(まがき、垣根)に突っ込んで、引くことをしない。一歩引けば新たな道が開けることを知らない愚かさを笑ったもの。

・屠所の羊
死期の迫る事のたとえ。悲しみに打ちひしがれるたとえ。

・贄に赴く羊
上に同じ

・羊虎を仮る
他人の権力をかさに着るたとえ。外面ばかりで内容の伴わないたとえ。

・未の食い破り
未の日に取引相場の大変動があるという俗説。

・羊の番に狼
極めて危険、極めて残酷なたとえ。

・亡羊補牢
羊を亡くして牢を修理する。手遅れになってから事をはじめるたとえ。

・羊を以て牛に易う
よりよい様に工夫するたとえ。

・羊を駆って虎と闘わす
危害がたちどころに起るたとえ。

・亡羊の嘆
学問の道が複雑に分かれていて容易に真理を得られない嘆き、方針が多すぎて手のつけようのない事。

・羊頭狗肉
表面と内容が一致しないこと。

人類と長い付き合いをしているのに、あまり響いてこないのは何でしょう。
日本では羊との付き合いが最近だからでしょうか。
囲いに追い立てられる群れに、一生懸命生きている己を投影し、臆病そうな優しい目で近づき手ずからの草を食む姿に癒されます。

.きのとひつじ(乙未)はどんな年になるのでしょう。

そろそろ、夢を膨らませて頑張っただけの事がある年になればいいのですが、所得が増えないままに、まず気になるのは消費税の10%です。
11月21日に衆議院を解散して消費税の10%増税を28年4月まで延期する事を国民に問うと言う事です。景気の浮揚が思わしくないので先送りすると言う事でしょうがたった6カ月の延期で経済が浮揚する見通しなど少しも見えて来ません。
政治離れの浮遊層が投票しなければ、自民党を脅かす事は無いでしょう。

日銀の金の放出も、何処に行ったやら、企業の設備投資や個人融資など、少しも見えて来ません。無駄ずかいの為の国債を買って将来に禍根を残す事になる様で不安です。

日本企業がどんどん国内生産をやめて現地生産と云う名の下に海外へ進出してしまい、国外企業になっています。其の為に空き地と失業者が生み出されています。
景気浮揚など今の大手企業から望めるとは思えません。

オリンピックや復興など一時的な景気浮揚に惑わされていても、将来に向っての大きな変化はあり得ない事は解っているのに、相変わらず一過性の目先の事ばかりです。

東北も復興を急ぐのは当然ですが、今だからできる筈の将来性も高く豊かな価値を生み出し、海外へ東北から発信する様な地場産業の発掘育成や補助システム、海外に通じる港や飛行場などの計画も聞こえて来ません。相変わらず東北は田舎でいいのでしょうか。

原発の再開か自然エネルギーか九電の対応は、国の政策を見てもお化けです。
原発が一つも稼働していないのに電力は賄えています。コスト高を自然エネルギーに求める声に応えたら要らないという。
安全で無いものを世に送り出すのは、悪魔の心なのでしょうか。

地方の活性化と云ってもあなた任せで、金だけ出しても意味の無い事で、出したお金が少なくとも20年は、繰り返し価値を生み出し続けてほしいものです。

周辺国の空気も気になる中で、アメリカに依存して国を守れるわけもなく、自衛せねばと、ひたすら気張っても、繰り返されそうな自衛と銘打った戦争もさることながら、手先のように使われても困ったものです。かといってアメリカの若者に日本を守るために死んでくれとは言えません。
集団自衛権の重さをしっかり受け止め、二度とやってはならない事を覚悟をする年でしょう。
終戦後70年経ちました。戦争を知らない赤ん坊が70歳になろうとするのです。

来年の「きのとひつじ(乙未)」も歴史に刻まれます。

60年前のきのとひつじは(乙未)は昭和30年1955年でした。此の年生まれの方は還暦を迎えます。やり残した事を思い出して、歩き始めるので無ければならないのでしょう。
そうではなく、新しい息吹を作り出す意気込みで歩き出す若者達でなければならないのでしょう。

|

« 神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒二本目腰車 | トップページ | 神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒三本目小手上 »

干支を読む」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒二本目腰車 | トップページ | 神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒三本目小手上 »