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2014年10月13日 (月)

神傳流秘書を読む 4.英信流居合之事八本目波返

神傳流秘書を読む

4.英信流居合之事

 八本目波返

 鱗返に同じ後へ抜付打込み開き納る後へ廻ると脇へ廻ると計り相違也

*七本目鱗返しと同じと言います。鱗返が左脇へ廻るのに波返は後ろに廻るだけの違いだと言うのです。
後ろに座す相手の害意を察し、刀に両手を掛け腰を上げ爪先立ち、鱗返同様左廻りに正面の相手に振り向くや、左足を引いて横一線に抜き付け、左足を右足踵に引付上段に振り冠り真向に打ち下ろし、刀を横に開いて納刀。

後ろの相手を抜き打つには、左廻りが有効なのでしょうか。大森流の當刀(後)も左廻りですが、大森流では右廻りしてもさしたる違いはありません。
立膝に座すこの波返では、右足を軸に右廻りして左足を後方に引いて抜き付ける、左足を軸に右廻りして右足を引いて抜きつける、左足を軸の場合は右足を後方に退いて回転すれば容易ですが、左足を退けば間合いが近くなってしまいます、右足を退けば遠くなってしまいます。
左右いずれからも回転出来ても、現代居合の動作は左廻りです、「違う」と言って笑われるのが落ちでしょう。
冒頭の「鱗返に同じ」の文章によって鱗返の様に左廻りに後に振り向き抜き付けるのが古伝の方法です。右廻に後ろに抜き付けるのは今しばらくお預けです。

大江先生の浪返「後へ向き左より正面へ両足先にて廻り、中腰となる、左足を引き、水平に抜付け上段に取り、坐しながら前面を斬るなり」

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