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2014年11月 4日 (火)

神傳流秘書をよむ 7.太刀合之棒六本目笠之羽

神傳流秘書を読む

7.太刀合之棒

 六本目笠之羽

 相手高山にかまえ居る処へ如此棒をかつぎ行を相手打込を一方にて合せ一方にて張り扨一つ廻して詰る

*五本目までは、同様の技を下から上に棒を扱うことを学んできました。
六本目は、「笠之羽」という変わった業名です。

これには絵がついています。棒を首の後ろで両肩にかつぎ左右の手で支えています。所謂天秤棒を担ぐ形です。それが「如此・・」のところです。

相手、太刀を上段に構えている所へ、棒をかついですかすかと行く。
相手、右足を踏み込んで真向に打ち込んでくるのを、我は右足をやや右斜め前に踏み込み棒を担いだまま頭上に上げ左足を右足の後ろに摺り込み相手打ち込む太刀を右から合せ打つ。

相手、右足を引いて左足を踏み込み再び上段から打ち込んでくる、我、右足を左足に引き寄せ左足をやや左斜め前に踏み出し右足を左足の後ろに摺り込み相手打ち込む太刀を張る。

我、頭上で棒を一つ水車にまわし、相手上段に取って引くを右足を踏み込み棒を相手の眉間につけて詰める。

相手の真向打ちを筋を変わりながら、右から合わせ、左から張り、頭上で一廻りさせ追い込んで詰める、としてみました。

この笠之羽も第12代林益之丞政誠による英信流目録の居合棒太刀合之巻より 
棒太刀合之位「笠之羽」
「是は我首へ横に置き両手をかたのあたりまでおさへ相懸りにて行く場合にて敵物討に討所を右のはしを合せ其儘左のはしを以強く横にはね勝也則ち棒のはしをかえし跡堅る也」

*相手が打ち込んでくるのを右足を踏み込み右の端で合わせ打ち、軸をそのまま足を踏みかえ左端を以て張り込んで、勝、「則ち棒のはしをかえし」の部分で「跡堅る」は古伝の「一つ廻して詰る」と続く処でしょう。

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