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2014年11月 1日 (土)

神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒三本目小手上

神傳流秘書を読む

7.太刀合之棒

 三本目小手上

 腰をながずして小手をはね上る也水車同前

*三本目は脛をなぐ、腰をなぐの次として小手をはね上げる技になります。

相手高山から遣方の左面に打込んで来る。遣方、右手を逆手にして左手の下方に持ち、右肩から廻して棒の下を上にして相手の打ち込みを右足を踏み込んで張る。
又、相手刀を上段に振り上げるところ、我は棒の先を右下に下げ左足を右足に引き付け透かさず右足を踏み出し相手の左小手をはね上げる。
相手之を右足を引いて外す。

又、相手、右面に打ち込んで来るを、右手を其の儘左手で棒を後ろに引いて左から廻し棒の下を上にして左足を踏み替え左半身になって相手の打ち込みを張る。
相手再び上段に振り上げるところ、即座に右足を左足に引き付け棒の先を左下に下げ左足を踏み込み相手の右小手をはね上げる。相手左足を引いて之を外す。

扨、引く相手を、棒を水車に取り廻し追込んで行く、相手態勢を整え真向に打込んで来るのを、我れ右身であれば「下にするを」は棒の先を少し下げておいて棒の先を相手の面に突き付ける心持で突き上げて張り込んで勝。

「小手をはね上げる」ために、有効な棒の操作がいくつもありそうですが、前の業と同様な動作で応じてみました。

これも第12代の英信流目録の居合太刀合巻 棒太刀合之位 「小手揚」
「手首を下たよりはねあげる也跡同じ前も同断」

*小手上の文字が小手揚になっています。小手の上から打つのではない、小手を跳ね上げるんだと拘ったのでしょう。
英信流は拘りと改変が常にあったようです。それだけ十分に研究されたものであったとも言えないし、より良い事は先師の教えに守破離をも以て返していく良い風潮もあたのでしょう。

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