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2014年11月 2日 (日)

神傳流秘書を読む 7.太刀合之棒四本目小手落

神傳流秘書を読む

7.太刀合之棒

 四本目小手落

 是又上に回し小手を払い落し常に太刀を張る水車同前之業なり

*四本目は脛をなぐ、腰をなぐ、小手をはね上げるの次として小手を払い落す技になります。

相手高山から遣方の左面に打込んで来る。遣方、右手を逆手にして左手の下方に持ち、右肩から廻して棒の下を上にして相手の打ち込みを右足を踏み込んで張る。
又、相手刀を上段に振り上げるところ、我は棒の先を右上に上げ左足を右足に引き付け透かさず右足を踏み出し相手の左小手を払う。
相手之を右足を引いて外す。

又、相手、右面に打ち込んで来るを、右手を其の儘左手で棒を後ろに引いて左から廻し棒の下を上にして左足を踏み出し相手の打ち込みを張る。
相手再び上段に振り上げるところ、即座に右足を左足に引き付け棒の先を左上に上げ左足を踏み込み相手の右小手を払う。相手左足を引いて之を外す。

扨、引く相手を、棒を水車に取り廻し追込んで行く、相手態勢を整え真向に打込んで来るのを、我れ右身であれば「下にするを」は棒の先を少し下げておいて棒の先を相手の面に突き付ける心持で突き上げて張り込んで勝。

「小手を払い落す」ために、有効な棒の操作がいくつもありそうですが、前の業と同様な動作で応じてみました。
「常に太刀を張る」はこの場合、相手太刀を受けるのではなく張る心持を言うのだろうと思います。

これも英信流目録の棒太刀合之棒より「小手落」
「手首を上より討つ也跡同じ前も同じ」

*小手揚では神傳流秘書の小手上を「こてあげ」と読めばいいのですが「こてうえ」では「小手落」とかぶりそうですから、小手を下から跳ね上げたのでしょう。これは上から払い落とすのです。

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