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2014年11月21日 (金)

神傳流秘書を読む 9.大小詰四本目小手留

神傳流秘書を読む

9.大小詰

 四本目小手留

 立合の鍔打返に同じ故に此処にては不記

*「立合の鍔打返と同じ」とは大小立詰の三本目鍔打返之事でしょう。

大小立詰「鍔打返」
「相懸に懸り我刀を抜かむとする其の手を留められたる時柄を放し手を打ちもぐなり」

立業ですから相懸りに懸り合って、我は柄に手を懸け抜こうとする処、相手が右手を取って押さえられる。我は柄手を離し相手の手を鍔で打ち付けもぐ。

右手で柄を握った処を相手に右手で押さえられる、或は両手で押さえられる、そこで柄から手を離し、左手で持つ鍔で相手の手を打ち据えもぐ、と読んでみました。

大小詰では相対して座して居るわけですから、相手が身を乗り出して、我が抜かんとする右柄手をとり押さえて抜かさじとする、我は右手を柄から離し、鍔で相手の手を打ちもぐ、でしょう。

曽田先生による五藤先生の大小詰小手留
「打は仕の左側に並びて坐す打の抜かんとする右手を仕向き直りて右手にて捕らへ引き寄せると同時に左手にて柄頭を敵の脇坪に當てる也」
(左脇に座す抜かんとする右手を把る其手をおさえ左手にて脇坪へ柄頭を以て當てる)

*この手附では神傳流秘書の鍔打返(小手留)にはならない様です。
其の上打(相手)と仕(我)は逆になっています。

これらの、古伝を変えてしまう、この流の癖は江戸時代から伝統的に行われていたのかも知れません。

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