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2014年12月10日 (水)

神傳流秘書を読む 11.大剣取八本目橇橋

神傳流秘書を読む

11.大剣取

 八本目橇橋

 相手高山我も高山にて懸る場合にて車にきっしりとしたる時向の眉間へ切先をさし付手本を上突込み勝

*この橇橋は業名も不思議ですが、この文章の解読は難解です。
相手も上段、我も上段にてスカスカと間境に至り、「車にきっしりとしたる時」は相手か我か解らないのです。
先ず相手が上段から車に構えを替えた時、我は相手の眉間に上段から切先をさし付け手もとを上げて突き込み勝。
是では相手は何故車に構えを取ったのか相手の意図が読めません。
下手に突き込めば踏み込まれて小手を打たれそうです。

そこで、車にきっしりとするのは我として見ます。
双方上段に構えスカスカと間境に至り我は、車に構える、相手左肩に上段から打込んで来るのを、腰を左に捻って外すと同時に相手の眉間に切先をさし付け手元を上げ突き込み勝。この方がすっきりします。柳生新陰流の一刀両断かとも思えます。

それでは「車にきっしりとしたる時」が何となくぼけますから、双方車に構え、相手より我が右肩に打ち込んで来るのもいいでしょう。

その次の「・・時向の眉間へ切先をさし付け手本を上突込み勝」とありますから相手が車に構えるのに乗じて、我が切っ先をさし付けるのでしょう。
うかうかと、突き込めば一刀両断されそうです。

いずれにしても抜けだらけの手附けですから想像の域を出ません。

政岡先生は、互いに上段で間に入り、相手引いて車にとるところ、我は透かさず眉間に突き込んで勝。

相手車に取らんと足を踏み替えんとするを機に、我は剣先を下げて正眼に構え踏み込んで眉間に突き込んで勝でしょう。
他流の技を心得ていれば、返し技も出てきそうです。
申し合わせの形打に終わったのでは古伝が泣きそうです。
かと言って独創も憚られます。

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