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2015年1月13日 (火)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事2立合二本目無想

神傳流秘書を読む

13.夏原流和之事

 2.立合

 二本目無想

 行合に相手の足を取り送り右の手にて膝を押のけてたおす

*業名は「無想」何も思わずにと云うのでしょう。「行合」ですから、双方立って行き合う、所謂歩み寄る時、ふっと身を屈め左手で相手の右足を取って引き上げるようにして送り込み、右手で左足の膝を押し除ける様に引き込み後ろに倒す。

業名は無想です。想うこと無くさっと繰り出すのでしょう。

「相手の足を取り送り」のところは、「送り」か「急に」か文字の判読が良くわかりません。
河野先生の無双直伝英信流居合兵法叢書では「行合に相手の足を取り急に右の手にて脺(せつ・そつ)を押のけてたおす」と「急」と読まれています。

然し此処は「送り」であって「急耳(きゅうに)」ではないでしょう。
もう一字「脺」の文字ですが之は「膝」で誤字でしょう。曽田本の中に時々出てきますが「脺」は、そつ、せつ、すいとか読んで意味はもろい・よわいでしょう。
膵臓の膵臓の膵の字を「脺」に当てていたりしているのも有ります。

古文書は、書かれた人の知識次第で正しい文字があて字になっていたりします。それを書き写す場合も又その人の能力の範囲で変化してしまいます。ですから、凡てを信じる訳に行きません。
原書と対比して見る事が出来たとしても書かれた人の思いが100%伝わる事は無いかも知れません。思いつくままに・・

相手の右足膝を左手で抱え込んで送り出すや否や、右手で相手の左膝を掬う様に引き込めば相手は仰のけに倒れるでしょう。

抱え込む相手の出足を取るでよいでしょう。相手は後足で片足立ちになってバランスを崩しながら後ろに下がる処を「右の手にて膝を押のけ倒す」とやってみました。

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