« 神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事2立合十本目追捕 | トップページ | 神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事3小具足一本目呪巻 »

2015年1月22日 (木)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事2立合十一本目水車

神傳流秘書を読む

13.夏原流和之事

 2、立合

 十一本目水車 

行□(違いに)りに相手の胸を右の手にて逆手に取り左の手にて相手の前の帯を取り組入扨相手突掛るを機に後の膝を突其拍子に我が右の脇へなげる

以上十一本

*水車は、双方歩み寄って、行き違いに我から相手の胸を右手で逆手に取り、左手で相手の前帯を取って、相手が突っかかって来る拍子に後足を床に着いて身を沈め我が右脇に投げる。

稽古では「逆手に取り」「前の帯を取り」のように取るは、つかむ、握る、抑える、触れるいろいろに解釈し「相手突掛るを機に後の膝を突其拍子に」を最も有効に利かせるものを手に入れるべきものでしょう。

業名が水車ですから、この業は右脇に引き倒すのではなく、一回転させるように仰向けに投げ倒すのかもしれません。
機を捉えた拍子がポイントでしょう。

この手附の書き出しは「行違に相手の胸を・・」ですが「行□りに相手の胸を」が正と思います。
なぜなら「行違」の「違」の草書体に曽田先生は「違」と読ませるようメモをいれています。
しかしこの草書体の文字は前回の「十本目追補」の書き出しにあった「後より行□りに」の□の文字と全く同じ草体なのです。違の草体の誤字と言えばそうかもしれません。
ですが、もし「行違」であれば、行き違いの際に相手の胸を右手で逆手に取り左の手にて相手の前帯を取り・・ですから行き違っていては不自然です。

以上で立合十一本は終了です。

|

« 神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事2立合十本目追捕 | トップページ | 神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事3小具足一本目呪巻 »

神傳流秘書14‐9夏原流和之事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事2立合十本目追捕 | トップページ | 神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事3小具足一本目呪巻 »