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2015年1月 9日 (金)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事1捕手和之事九本目向面

神傳流秘書を読む

13.夏原流和之事

 1、捕手和之事

 九本目向面

 右脇を通りしなに此方よりせり懸る相手よりもせり懸る処おしたおし右の如くうつむけに押たおし堅める

*相手居合膝に坐す処へスカスカと歩み行き相手の右脇を通りしなに、相手の肩に両手を掛け競り懸ると相手も腰を上げて下から競り懸って来る。更に強く競り懸って仰のけに押し倒し、相手の右肩に右足を掛け、左手を取って引き倒し俯けに押しかためる。

相手の「右脇を通りしなに此方より競り懸る」の動作ですが、相手の右脇を通りしなにどの様に競り懸るのかがポイントでしょう。どこにもその方法が述べられていません。
相手の両肩に両手を掛けて押し倒そうとしてみました。
右脇と指定して居るので相手の右手首を右手で取って相手の左肩に押し付け乍ら左手は相手の右肩に置いてせり懸るのも方法です。
相手よりのせり懸りの効果は少なく容易に仰のけに倒せそうです。

「右の如くうつむけに押したおし堅める」ですから仰のけに押し倒しておいて、俯けに返さなければなりません。

「右の如く」は夏原流和之事捕手和之事六本目「右詰」でしょう。2015年1月6日
「前の如く歩み行て右脇を行違ひにしなに相手の右の手を我が右の手にて取り左の手をひじに上て引伏せ堅める」

相手は抗って右手で抵抗して来る処、その右手を右手で取って、其の儘右手を引き体を右に開いて左手を相手の右肘に掛け俯けに引き倒す。

この業の業名は「向面」です、むこうつら、むこうめん、むきめんどの様に読んだのか解りません。其の上、正面の相手の顔に何か仕掛けを要求して居るかもしれません。
右脇を通りしなに、相手の顔面に右手を懸け右肩を左手で取ってせり懸って押し倒す・・。

古伝の復元はいくつも出来て来そうです。
ある人曰く「古伝の復元など出来る分けは無い」だそうです。
古伝は、現代居合の様に形に嵌め込まれていません。

師匠に手解きされた、初心者向けの動作、審査用の動作にとらわれた、マニュアル人間の寂しい発想に思えます。

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