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2015年1月23日 (金)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事3小具足一本目呪巻

神傳流秘書を読む

13.夏原流和之事

 3、小具足

 両方足を爪立左の膝を付き右の膝を浮けて折る八文字に坐す

 一本目呪巻

 相手左の手にて胸を取る右の手にて短刀を抜胸に押當てたる時我左右の手にて相手の両のひじを打もぎすぐに相手の右の手首を取て一方の手をひじに懸てうつむけに引伏せ堅める

*小具足とは簡単に
  1. 甲冑の鎧・兜・袖鎧以外のものを指す。籠手や脛当。
  2. 柔術・和のひとつ。
  3. 小具足術は最古の柔術流派と言われる、竹内流がある。開祖竹内久盛は「この術を身につければ、短刀を帯びたのみで小具足姿と同じように身を護れる」とした。
  4. 竹内流は、天文元年(1532年)、美作国一ノ瀬城主竹内中務大輔源久盛によって創始された。

神傳流秘書の書かれた時代が何時であったか明確ではないのですが、第九代林六太夫守政(寛文年1662年~享保17年1732年)によって土佐にもたらされ第十代林安太夫政詡(安永5年1776年没)が覚書していると思われます。
夏原流の発生は皆目見当が付きませんが、竹内流などから派生したのか、あるいは参考に組み立てられたのではないかと推察しています。
それを第七代長谷川英信が林崎甚助重信公の居合に組み入れ第八代荒井勢哲が林六太夫に伝授したのであろうと思います。

*小具足の座仕方は、現在の立膝(居合膝)の座仕方のようですが、両足の爪先は立てていますので、いつでも変に応じられる体構えでしょう。
「両方足を爪立左足の膝を付き右の膝を受けて(浮かして)折る八文字に座す」
八文字は両膝の開いた姿を指しているのでしょう。

双方八文字に坐し相対する時、相手腰を上げて右足を踏み込み、左の手で我が胸を取り、右手で短刀を抜いて我が胸に押し当てて来る。
我はその時、腰を上げるや両手で相手の左右のひじに同時に打ち付けもぎ離すや、左手で相手の右手首を取り、右手を相手の右肘に懸け、左脇に引き伏せ固める。

 

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