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2015年1月 2日 (金)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事1捕手和之事二本目砂乱

神伝流秘書を読む

13.夏原流和之事

 1、捕手和之事

 二本目砂乱

 相手坐し居る処へ我は立って歩み行使者捕の如く引たおさむとする相手たおされじとするをきに左の手にて突きたおし扨右足を相手の肩へふみ込みうつむけに直しかたむる也

*相手が座している処へ我は立ったまま、すかすかと近付き、腰を屈め相手の右手首を右手で取り、右脇に引き倒そうとするところ、相手は倒されまいと後ろに反るを機に左手で相手の胸を突き倒し、反身になるところを右足で相手の右肩を踏みつけうつむけに直し固める。

これも、我から一方的に攻め込んでの捕り物です。
居合は相手の無い仮想敵による空間刀法ですから、いつでもどんなへぼでも独りよがりで勝つことはできますが、和はそうもいきません。
仲間といろいろ研究して見てはいかがでしょう。この古伝の指定する方法を変えずに試す事が大切で、古伝を否定しては相手の機や拍子を学べなくなってしまうかもしれません。
たとえば、相手の右手を我が右手で取るのですが、相手の右手の何処という指定はないのです。最も有効な所は手首なのか、肘なのか、前腕なのか・・。右足で相手の肩への踏み込みは何処なのか・・。仰向けの相手をどのように俯けに直すのか・・。
夏原流の解説はどこにもありませんので柔術や体術、合気、空手などを参考に研究され復活されればと思います。

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神傳流秘書14‐9夏原流和之事」カテゴリの記事

コメント

ミツヒラ様

「左の手にて突きたおし」とありますが、右手ではないのでしょうか?この技法は信州伝においては荒木流の取位之曲と同技のようですので、荒木流では相手の右手を左手で掴んで右手にて突き倒すとなっています。

machidaさま
コメントありがとうございます。
此の砂乱の業は夏原流和之事の捕手和之事一本目使者捕の変化業でしょう。
使者捕の如くですから、「向の右の手を我が右の手にて取り向の右の膝を足にて踏我右脇へ引き倒してかたむる」の動作が先行します。
右手で相手の右手を取っていますから、砂乱では「使者捕の如く引たおさむとするを相手たおれじとするを機に左の手にて突きたおし・・」
と、右手を取っていますから、左手で突き倒すとなる筈です。
更にこの返し技が夏原流和之事本手之移の小車が相当します。「砂乱の業にて我が手を取りすくばる処へ付込み来るを機に中に入り倒す」
左右の手の違いは替え業と云うより稽古として手違いの妙味を工夫することでいいのではないかと思います。
信州傳荒木流の手附が手元にないので判断できません。
       ミツヒラ

投稿: machida | 2017年3月14日 (火) 03時10分

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