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2015年2月23日 (月)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事5小具足割十本目浦ノ波

神傳流秘書を読む

13.夏原流和之事

 5、小具足割

 十本目浦ノ波

 影の切懸の通りに後より髻を取って打込を後へ振り向き我が右の手を高く打懸て躰をもたれ懸りて倒す

以上十本

*「影の切懸」とは小具足の十一本目影切掛のことでしょう。
是は「相手我後より歩み来り我が髻を取り短刀を抜て打込むを其儘後へ向位の弛みの如く右の手にて出合を留中に入りたおす」

さらにここで小具足の八本目位ノ弛の業の動作を要求しています。
「相手胸を取るを左の手にて取り合手立上り短刀を抜て打込むを我右の手にて打込み留躰を入って中に入り倒す」

この伝書は省略が多くて、其の都度前の業を振り返る事になって文章だけから業を演じようとするとこの様に厄介です。
然し稽古には前の業を充分熟せれば容易な事でしょう。

相手我が後ろより来たりて我が髻を取り短刀を抜いて打ち込んで来るので、我は透かさず後へ振り向き、右手を高く上げ相手の短刀を持つ右手首に打ち懸けて留め、そのままもたれる様に体をあびせて倒す。

以上十本で小具足割を終わります。小具足割の割の意味はどうやら変化技を表す夏原流独特の言葉だったようです。

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