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2015年2月11日 (水)

神傳流秘書を読む 13.夏原流和之事4後立合九本目浪返

神傳流秘書を読む

13.夏原流和之事

 4.後立合

 九本目浪返

 相手我がたぶさを取らんと手を出すを躰を下り弛し其儘相手の跡より右の手を廻し左の手にて相手の足のかがみをたぐり横捨にする也

*此の業は、双方相対して立っての業でしょう。相手が我がたぶさ(髻、もとどり)を取ろうと手を伸ばして来るのを、体を沈めるや、相手の後に右手を廻し腰を取って、左手で相手の出足のかがみ(膝の後ろ)を手繰り寄せる様にして横捨てにする。

「相手の足のかがみをたぐり横捨てにする」の「かがみをたぐり」は河野先生は「かがみをさぐり」とされましたが、此処は「多具利」の草書体ですから「たぐり」でしょう。
「たぐり」は手元へ引き寄せると解されますので、この浪返に相当すると思います。

河野先生の無双直伝英信流居合兵法叢書の読みの様に読めば「左具利=さぐり」ですが、この業は互に向き合って居る時、相手が髻に手を懸けようとするので、取られる前に体を沈めて相手の後の腰に右手を廻し、左手は探らなくとも相手の膝の後に手を懸ける事は出来るはずです。

公開されている夏原流和之事は河野先生の無双直伝英信流居合兵法叢書とこのミツヒラブログ以外に見る事は出来ないでしょう。
若し、原本をお持ちの方がいらっしゃれば正していただきたいものです。

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神傳流秘書14‐9夏原流和之事」カテゴリの記事

コメント

ミツヒラ様
横捨てにするとありましたので、当初は無双投げかと思い右手を腰に廻しとありましたので相手が左手で取りに来る想定ですと、左手、左足前となりますので可能なのですが、右手、右足前ですとしっくりしないため色々と考えたのですがこの横捨てにするにどうも引っかかってしまっています。

投稿: machida | 2015年11月25日 (水) 00時01分

ミツヒラ様

浪返しの横捨てにする。とはどのように投げる(倒す)のでしょうか?

machidaさま
コメントありがとうございます。
「左手で出足の膝のかがみを手繰る様にして横捨てに投げる」としか文面からは読み取れません。
たぶさを取りに来ているので相手の体は浮き腰に上に伸びているでしょうから、低く沈んで右手を相手の後ろに廻し、同時に出足の膝の後ろを引き寄せれば、相手は崩れると思うのですが、後ろに倒さずに横捨てにしろと言うのですから、右足を踏み込んで足払いも有でしょうね。ご研究の様子をお聞かせください。
          ミツヒラ

投稿: machida | 2015年11月24日 (火) 22時29分

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