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2015年3月11日 (水)

神傳流秘書を読む 14.目録小太刀之位四本目當中劔

神傳流秘書を読む

14.英信流目録

 小太刀之位

四本目當中劔

 是も敵は上段にかまえる也我は小太刀をひっさげ中とに待也敵すかすかと来りて我が首のあたりを左り右と討ち亦下たを討也其所にて我足をそろえすっかりと弛す敵亦面より打所を十文字に請流し勝也

*此の業も、相手は上段に構える。我は右足前にして小太刀を引っ提げ無形の構えにて、双方歩み寄る途中で止まる、相手はスカスカと間を詰めて来て、上段から我が首の辺りを左面、右面と切り返して討ち込んで来る。我は、右足を引いて筋を替え、左足を引いて筋を変え其の打ち込みを外す。
相手は、そこで、今度は低く我が右足を打って来るので、右足を引いて足を揃え、すっかりと外す。
相手外されて上段に振り冠って我が面に打込んで来るのを、左足を引いて小太刀を顔前頭上に左肩を覆う様にして相手の太刀を十文字に請け流し、右足を踏み込み相手の首を打つ。

「敵すかすかと来たりて我が首のあたりを左り右と討ち」に応じる我の状況が読めません。
相手は、相懸りに歩み寄る処、我がすっと立ち止まったので、我の本意を引き出すように右左と、間が遠いにも関わらず打ち込、我の動きを見て我が意図が今一つ判らずに、今度は、踏み込んで我が足を切ってくる。
我は其処を得たりと足を踏み揃えて外すと、相手は即座に振り冠って真向に打ち込んで来る、其処を十文字に受けるや受け流して、相手の首に打ち込んで勝。

「小太刀をひっさげ」というのは、小太刀を右手に持ち、切先を下げ、右足爪先の線上あたりに付け、左手もぶらりと自然に下げて、自然体に立ち、構えのない無形を指すのでしょう。

「當中劔」の読みも意味することも分かりませんが、なんとなく業を感じさせる業名のように思えます。

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