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2015年3月31日 (火)

居合兵法極意秘訣 3.居合仮名1居合仮名

居合兵法極意秘訣

3.居合仮名

 1、居合仮名

 1 向払・1 柄留・1 四方・1 向詰・1 二階下・1 人中・1 介錯・1 打払・1 弛抜・1 抜打・1 五方打

 1 肩敵の拳に當る

 1 右の手短・1 左のひじ長

 1 右の足にて太刀を下し左の足にて勝を取る

 1 左の肩を向る事一手字

 1 足一本の事・1 峯谷二星

 1 右におこり左におこり無刀の事

 右のケ条常に我が心中に能く覚えるべき事也

*居合仮名の11項目が示す事は、解説がないので不明です。
神傳流秘書の抜刀心持之事にある業名と一致する様でそうでもない。仮名なのでしょう。
抜刀心持之事にある業名
向払(向払)、柄留(柄留)、四方(四角?)、向詰(向詰)、二階下(棚下?)、人中(人中)、介錯(大森流之事にある順刀?)、弛抜(弛抜)、抜打(抜打)、五方打(五方切?)

*次にある六行八項目は何を意味するのかなぞなぞの回答を求められているようです。
土佐に林崎甚助重信の居合をもたらした第九代林六太夫守政は、無双神傳英信流居合兵法を第七代長谷川英信、第八代荒井勢哲に江戸勤番中に習ったと思われます。
剣術は大森六郎左衛門に真影流(上泉伊勢守信綱の新陰流)を習ったとされています。
又、宮本武蔵の二刀流も習ったようです。
其の事から推し量ると、このなぞなぞの内容は新陰流や二刀流にあると思います。

居合は刀を抜いてから切合う剣術ではなく、鞘の内の勝負とされ、現代では居合しか知らないとか竹刀スポ-ツを伝統剣術と思って居る様な人が多いので、このような事は無関係とされる様です。たとえ居合が鞘の内であっても剣術の心得が根底にあると考えればこの謎のような文章も読み解けそうです。
剣術の心得とは刀を持っての運剣動作ばかりではなく、相手と向き合い戦う場合の基本的な心得で、素手であろうとも剣を持つ事と同様だと解するものです。
当流にも存在した板橋流の棒・夏原流の和までに至らずとも、仕組(組太刀)の中に十分その心得を要求される筈です。

次回に掘り下げてみます。

 

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居合兵法極意秘訣15-3」カテゴリの記事

コメント

ミツヒラ様

いつも拝見させていただいております。
木村栄寿先生の夢想神傳重信流の正誤表を私も探しており、可能であれば内容をお教えいただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

machidaさま
コメントありがとうございます。
正誤表をお送りしておきます。
ミツヒラ

投稿: machida | 2015年4月 7日 (火) 23時19分

ミツヒラ様を始めに、お世話になった皆様へ

圧倒的に早いお返事と皆様の親切のお陰で、改めて居合の世界の素晴らしさを感じました。
ご助力をいただいてありがとうございました。

今後もよろしくお願い致します。

投稿: 加藤 | 2015年4月 3日 (金) 00時52分

いつも興味深いブログありがとうございます。

本日の内容には関係ありませんが、木村栄寿先生著「林崎抜刀術兵法夢想神傳重信流」の正誤表(B5一枚)を引っ越しした時に無くなったようです。代替品をもらう方法又はその記載内容を確認する方法はお分かりであればお教えくださいますよう宜しくお願い致します。

加藤さま
コメントありがとうございます。
御申出の木村栄寿先生の夢想神傳重信流の正誤表については存じません。
お役に立てず申し訳ありません。
コメントをお読みになられた方でご存知の方は、コメント欄でお知らせいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
        ミツヒラ

加藤さまからお問い合わせの有った、上記の正誤表につきましては、本日4月1日早朝に、或る無双直伝英信流の先生からご連絡がございまして正誤表のコピーをお送りいただきました。
夢想神傳重信流の昭和63年発行の再販本に添付されていた正誤表です。
早速加藤様にご連絡させていただきました。
ありがとうございました。
何時も至らない処を御助力いただき感謝で一杯です。
同じ思いを抱く方々との「輪」が結ばれて行く様に思います。
        ミツヒラ

投稿: 加藤 | 2015年3月31日 (火) 21時28分

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