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2015年3月20日 (金)

居合兵法極意秘訣 1.老父物語5雷電その3

居合兵法極意秘訣

1、老父物語

 5、雷電その3

惣躰足を踏み付けずに躰のいつかぬ様に浮きうきと立って右の事を行うべし敵と気分のくいあわぬ様に我はてきと別々と成心也

敵は〆合わせうとするを此方わ夫々移らすふわりと出合ふよし、ふわりとせねは右云夫々の変出事無し

考えるべし右のはたらきを敵がすれば此方の負となる事の上にて是より外の仕筋無深く工夫あるべし

修行のこうはくと勇気とおく病と此二つのちがいばかり也
此所は我と得道すべし外人より教がたし我が心に合点して無理に事をせず気分一ぱいにはたらき見るべし

此上にいかぬはふたんれんか心まとひえ合点せぬか吾おく病か真劔の時は天命天運外になし

當流の印可居合柄口六寸の勝軍用の劔是口伝免べきこと此外無し

*体全体で足を踏み付けずに、体の居附かぬ様に、浮き浮きと立って事を行うもので、敵と気分がマッチする様な事も無く、我は適と別々の心と成る様にするものである。

敵は、〆合わせしようとするけれど、此方は敵の仕掛けに夫々移り気に、ふわりと出合うのがよい。ふわりとしなければ右に云う夫々の変化の有る事は出来る事は無い。

考えて見なさい、右のふわりと出合う働きを敵がすれば、此方の負けとなる事は当然の事である。是より外の仕方は無い、深く工夫あるべし。

修業の厚い薄いと、勇気があるかおく病になったか、此の二つの相反する違いばかりがふわりと出来るか出来ないかの違いなのである。
此の処は自分で得道するもので他人が教える事は出来ない。自分の心で合点して、無理に此の事を行わず、気分一杯に働いてみるべし。

此の上で、出来ないのは、不鍛錬か、心構えが合点していないか、吾は臆病か、真剣であれば後は天命天運による外に無い。

当流の印可は居合の柄口六寸の勝ち、軍用の劔口伝、免れるべき事は外に無い。

*軍用の劔(軍用太刀)口伝は、口伝のためか理解できません。神傳流秘書に抜刀心持之事「軍馬之大事」が有りましたが之は具足の着用の際押し上げられて喉を突かえさせない様にしろ、と云うものでした。第九代林六太夫守政翁一代で失念した武蔵の「石甲卍軍用太刀」
によるのでしょう。
五輪書及び兵法三十五箇条は此の頃細川藩から他に出たとも思えません。尾張柳生に伝わる圓明流と兵道鏡などの傳書に残るのかも知れません。

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