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2015年4月25日 (土)

英信流居合目録秘訣。外之物の大事5雷電6霞八相

英信流居合目録秘訣

1.外之物の大事

 5、雷電

 6、霞八相

 雷電霞の二ヶ条當流極秘中の秘にして大事此外に無
請流に心明らかにして敵の働きを見と云教有れ共當流には雷電の時の心亦霞ごしに見るが如くの心の所に大事の勝ある事を教る也

 夢うつゝの如くの所よりひらりと勝事有其勝事無疵に勝と思うべからず我身を先づ土壇となして後自然に勝有
其勝所は敵の拳也委しき事は印可に有

 八相は四方八方竪横自由自在の事也故に常に事形の修練熟せされば時に臨て其習い出る事無し

本文には教を広く云亦曰八相に打下ろす所にて大事の勝有則二星也

*雷電、霞八相を合せて説明して居ます。
雷電、霞の二ヶ条は當流の極秘中の極秘で大事である。これ以外に大事は無い。
請け流しに心明らかにして敵の働きを見ると云う教えが有るが、當流では雷電の時の心、亦、霞ごしに見る様にする心の時に大事な勝ちがある事を教えるものである。

ここの処の意味する事が解りません。雷電、霞八相についての事前の知識が与えられていませんから此処ではどうしようもない処です。
恐らく、第9代林六太夫が大森六郎左衛門から習った真陰流の中にその秘密があるかも知れません。
2015年3月17日~3月20日にアップした居合兵法極意秘訣の老父物語の中に「雷電」の業のありようがあります。新陰流の勢法に見られる技法でしょう。

夢うつゝの様などうしたのか解らない時でも、ひらりと勝事がある。其の勝事は無疵で勝つと思うものでは無い、先ず、我が身を土壇となして後自然に勝ものである。
其の勝所は、敵の拳である。委しい事は印可にある。
印可とは、居合根元之巻を指しているはずです。
「則霊夢の如く大利を得る有、腰刀三尺三寸を以て九寸五分に勝事柄口六寸に勝、之妙不思議の極意・・」を指すのでしょう。
その根本にあるものは、「先ず、我が身を土壇となす」のであって、一方的に打ち掛かって行くものでは無いと云うのでしょう。

八相は四方八方竪横自由自在之事である。それ故に何時も事、形の修練して熟成していなければ、時に臨んで習ったことが出来るわけは無い。

「本文には(何を指すのか不明)、教えを広く云う、又、曰く、八相に打ち下ろす所に大事な勝ちがある、則二星である」
此の二星は敵の眼なのか拳なのか、肩腕なのか何れにしても敵の思いを知る事によって八相に打ち下ろす所に応じる事が意味を持つといいます。
新陰流の勝ち口の幾つかがよぎるところです。

此処は新陰流の根元を教えている処でしょう。
外之物と云うのは普通は、流の業技法では無いものを指すのです。
ここでの教えもそのように捉えたいのですが、英信流居合目録秘訣の添え書きに「外の物とは常の表の仕組みより外の大事と云う事也」といいます。
其の上、行連・連達・遂懸切・惣捲形十・雷電・霞八相・大小詰・詰合などが対象ですから少々疑問です。
当流と外の物の整理が不十分なのかも知れません。

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